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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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561  You don't want to 〜 (〜すべきではない)
口語では You don't want to 不定詞 が「〜すべきではない(= You should not 〜)という忠告の意味で使われることがよくあります。 
しかし例2のように付加疑問文であったり, 文尾で上げ調子のイントネーションになっていれば, 文字通り「あなたは〜したくない」の意味になります。 
例2の付加疑問文を取れば状況から「私の友達を怒らせない方がいいですよ」という忠告にとっておかしくないでしょう。
 



562  All I want is 〜 (〜さえあればいい)
All I want を補語にして 〜 is all I want. でも同じです。 目で見れば簡単ですが聞き取りは案外難しい表現です。
なお主語 I を変えてもいいし, All I want to do is +原形 のようにして「ただ〜だけしたい」とする構文も可能です。
例: "Since I've got a driver's license, all I want to do is drive on the weekend.  Are you free this weekend?"
"I'm afraid I have another appointment.  Give me a rain check, ah, maybe for next year."

「運転免許証とっただろ。 今は週末になるとドライブがしたくてしょうがないんだ。 今度の週末ヒマ?」「悪いけど別の予定があるんだ。 またの機会に, えーと, たぶん1年先とか。」




563  Waste not, want not. (浪費しなければ物に不自由することはない。)
英語の諺の中には, 日本ではあまり知られていないのに, 実際の会話では案外使われている物があります。 これもその一つ。 あの雨の日に凧上げをしたアメリカの政治家でもあり著述家でもあり科学者でもあったベンジャミン・フランクリンの言葉として伝えられています。
この18世紀の言葉が今に蘇っているのは, 言うまでもなく環境問題カラミですが, 浪費したくても先立つもののない私にとっては, 座右の銘といったところです。 



564  You want a piece of me? (俺とやる気?)
ケンカの際の決まり文句。 「オレのかけらがほしいか」という発想がおもしろいですが, [ピース]と聞いて peace と勘違いし「仲直りしようとしているんだな」などと思って Yes なんて言ったらヤバイです。 下の音声ファイルのように言われれば, 不穏な雰囲気だとはわかりますが。



565  Who wants 〜? (〜ほしい人?; だれが〜をほしがるか)
大きくふたつの意味があります。 一つは文字通り「誰が〜をほしいか」。 これは複数の人たちに向かって, 例えば「ケーキが一つ余っているけど, ほしい人?」みたいな状況で使います。 これを英語にすれば There's one piece of cake left.  What wants it? とでもなるでしょう。 
もう一つの意味は反語表現の「誰がそんなのほしいか=誰もほしがらない=私はいらない」です。 例えば「誰がそんな高いチケットなんかほしがるか」 Who wants such an expensive ticket ? のように使います。
want の目的語として不定詞が来てもよく, 「百万長者になりたい人だれ?」 Who wants to be a millionaire? はテレビのクイズ番組のタイトルにもなりました。
今回の音声ファイルは反語の意味の What wants to 不定詞 の例です。



566  wash one's hands of 〜 (〜から手を引く, と手を切る; 〜の責任を持たない)
日本語には「悪事から手を引く」という意味で「〜から足を洗う」という慣用表現がありますが英語の wash one's hands of 〜は似て異なるイディオムです。 wash one's hands of の目的語になるのは business(仕事), responsibility(責任),  crisis(危機) といった事象や「人」です。 crime (犯罪)を目的語としないこともないようですが検索すると用例はせいぜい5つ程度。 これでは一般的とは言えません。
日本語の「足を洗う」は「やめる」と考え quit, stop, give up を使うしかないでしょう。



567  〜 is wasted on 人 (〜が人の無駄になっている)
主語になるのは価値あるもの, 良いもので, on の目的語に人が来て「良い物もその人には無駄になる」という意味になります。 いわば「ブタに真珠」(cast pearls before swine)を連想させる表現です。 
例: An expensive computer is wasted on those who don't use it. 高価なコンピュータも使わない人には無駄になっている。


音声ファイルにある Life is wasted on the living. はカルト小説家 Douglas Adams (1952-2001) が Hitchhiker's Guide to the Galaxy  という小説(後にBBCでドラマ化)で書いた言葉で人生に関する引用句として使われます。 the +形容詞(分詞)で「〜な人々」なので「人生は生きている人々には無駄なものだ;人生は生きている人にはもったいない」という感じになるでしょう。 この be wasted on の主語が価値ある物・良い物であることから考えるとシニカルな評言と言えるでしょう。


これと同じ引用句では Youth is wasted on the young. 「若者は若さを無駄にしている」があります。 人生の華である青春を意味のないことをして無為に過ごすことのないようにという戒めでしょうが, 誰でも若い時にはこのように思うことがあって焦るのは古今東西同じでしょう。


568  Watch it. (気をつけろ。)
「気をつけろ。」は Look out! や Watch out! と言うことは知られています。
緊急性がある危険(例えば車が来るとか物が落ちてくるなど)を知らせて「危ない」と警告するには Look out や Watch out の方がより多く使われる感じがします。
それは「危ない。 (車,電車など)が来る。」という状況の文を検索してみてそのヒット数を見てもわかります。 Look out が 406,  Watch out が81に対し Watch it は1だけでした。
例文: Look out! There's a car coming.  気をつけて, 車が来る。


一方, Watch it. は代名詞 it がある分, 具体的に気をつけるべき物を指すときに使うのがふさわしいでしょう。 
例1: She immediately jerked the dog back, looked at me, and said: "Watch it! He bites!".  彼女はすぐ犬を後ろにぐいっと引っ張って私を見て「気をつけて。 この犬噛むから。」と言った。
例2: Watch it. You'll get your finger caught in the chain.  気をつけて。 チェーンに指が挟まれますよ。


また Watch it. はの脅しで使うことがあります。
例: Watch it.  I’ll get you for this some day.  気をつけろ。 いつかこの仕返しはつけてやるからな。




569  Watch this. (見ててごらん。)
前回の it に対して this を目的語にすると意味は全く違ってきます。 Watch it. が相手に気をつけるに警告するのに対し, Watch this. は相手に, これから話者がすることを見ていてほしいと命令するときの表現になります。



570  Just watch me. (見ててごらん。;今に見ていろ。)
前回の Watch this. と同じ意味です。 ただし目的語が「私」ですから当然「私」がする動作が対象です。  Look at me. なら, 例えば目をそらした相手に向かって「私の方を見なさい」という意味になるでしょう。  
また単に「私の動作」を見ていろという意味以外に「今に見ていろ」という意味もあります。 この場合。 305 I'll show you. や 550 Just you wait. を同じ意味になります。 
Me をとった Just watch. としても同じです。

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