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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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541  What's the use of 〜?  (〜が何の役に立つのか。;〜の効能は何か。)
「効能」の意味の use を使う表現。 文字通りに「〜の効能は何か」の意味になることもあるでしょうが, 反語表現として「何の役に立つのか」→「何の役にも立たない」→「無駄だ(=It's no use 〜)」と意味を取る方が多いでしょう。
〜には名詞・代名詞・動名詞が入ります。 of をとって What's the use 〜ing? の形になることも可能です。 また下の例のように if 節を伴なうパターンもあります。
例1:What's the use of worrying about the future if you are not a prophet?  あなたが預言者でなければ未来を心配して何になる?
例2: What's the use of a computer if you can't use it?  もし使うことができなければコンピュータは何の役に立つのか?



542  the usual  (いつもの[注文しているものなど])
the usual だけで, 特に飲み物・食べ物に関して「いつもの」という意味になります。
 I want the usual や The usual, please. の形で使うのが用例として多く,  他の動詞との組み合わせなら the usual stuff とか the usual thing のように名詞を伴なう方が用例が多いようです。 



543  as per usual  (いつものように)
学校でも習う as usual が文章にも会話にも使われるのに対して, こちらは口語表現の as per 〜 「〜の指示通りに, 〜に従って」からできた熟語で, 見た目の印象とは異なり, もっぱら口語で使われます。



544  Vamoose.  (消えうせろ。 ずらかれ。)
この不思議な綴りの単語もスペイン語やポルトガル語を知っているなら,  Let's go. を意味する Vamos. から来たと推測できるはずです。 スペイン・ポルトガル語の Vamos. はアクセントが前にありますが, こちらはアクセントは後ろで[ヴァムース]と発音します。
古いアメリカの俗語でほとんどいつも命令文の形で使います。



545  Variety's the spice of life.  (色々な経験をすると人生は楽しくなる。)
これはイギリスの詩人ウィリアム・カウパ(William Cowper 1731-1800 の詩の一部が引用され現代の諺になったものです。 ところがカウパの詩の「多様性は人生のスパイス」は, 後の人々が使っている意味とは違っています。 
機織機で次々と作られる新奇なファッションに対して皮肉を言っている保守的な内容の詩で, ある意味で現代人が考えている意味とは正反対なのです。 いわば作者の意図とは違った方向に一人歩きしてしまった諺・名言の一つなのです。 
下にその詩と拙訳を添えておきます。


Variety's the very spice of life
That gives it all its flavor. We have run
Through ev'ry change that fancy at the loom
Exhausted has had genius to supply
And studious of mutation still, discard
A real elegance a little used
For monstrous novelty and strange disguise.
多様性は人生のスパイス
人生にあらゆる趣を与えてくれる。 我々は
あらゆる変化を経験する。 機織機の空想が
才を尽くして与える変化を。
熱心に突然変異に努め, 捨てるのは
本当のエレガンス。 それもちょっとしか使われていない,
巨大な新奇性と奇妙なごまかしのために。


さてこの18世紀の詩人, 自分の詩が21世紀の精力溢れる若者には別の意味で使われるようになるとは思ってもいなかったでしょう。




546  veg out  (テレビなどをぼーっと見ながら過ごす)
新しい口語表現なので掲載されていない辞書もあるかもしれまん。 もともと「社会活動をせずに退屈になるほど無意味に過ごす」という意味の vegetate [ヴェジテイト] から派生しているので発音は [ヴェグ・アウト]ではなく[ヴェジ・アウト]となります。
 veg out in front of the TV 「テレビの前でぼーっと過ごす」 veg out on the couch 「長イスに寝そべってぼーっと過ごす」のようにテレビや長イス(カウチ)との組み合わせが多いようです。 
TV の代りに PC や computer が来る例もありますが,少数派です。 同じモニター画面を見るにしてもテレビと違い, パソコンは生産的な道具で, これを操るには知的かつ能動的な作業があるし, 第一, パソコンをいじるには寝そべってはできませんから veg out との組み合わせはしっくり行きません。  
少なくとも当サイトを閲覧するのは veg out ではないと製作管理者の私が保証します, ハイ。




547  the very thought of 〜 (〜を考えただけで)
この very は形容詞として名詞を限定する用法で, 意味は「ただ〜だけ, 〜でさえ」。 高校で勉強する無生物主語構文でこんな例文を見たことがないでしょうか。 The mere sight of the snake made me shiver. ヘビを見ただけで私はぶるっと震えた。 
この mere を very に sight を thought に置き換えたのがこれ。 もちろん the mere thought of 〜 にしてもよいのです。
The very thought of 〜 に続く述部の例をあげましょう。
  • makes me sick   気持ちが悪くなる
  • makes me happy   幸せになる
  • makes me grin to myself   にやりとする
  • makes me shiver  ぞっとする
  • makes my blood boil   はらわた煮え繰り返る
  • makes my mouth water   よだれが出る
  • makes me faint   気を失う
  • turns my stomach   吐き気を催す
  • turns me on    Hな気分になる
  • is unbearable  絶えられない
  • is ridiculous    ばかばかしくて笑ってしまう
  • is disgusting   不快だ
いきなり一般動詞を持ってこないで is enough to 不定詞「〜するのに十分だ」とする手もあります。 
例: The very thought of their attitude is enough to make my blood boil  彼らの態度を考えただけではらわた煮え繰り返るのに十分だ。




548  The very idea! (何て考えだ。)
the very idea は同格の前置詞 of や 接続詞 that を伴なうのがふつうですが, 単独で使うと相手の発言への驚きなど衝撃を受けたことを表す一種の間投詞になります。 What an idea! としても同じ。



549  shrinking violet (内気な人)
「身を小さくするスミレ」とは文学的ですがりっぱな口語表現です。 可憐なスミレのイメージから多くは女性に対して使うようですが(特にアメリカ)音声ファイルでわかるとおり, 男性でもかまいません。 古くはスミレ色が「弱さや勇気の喪失」を象徴する色だったからという説もあるようですが, スミレの姿からこういう表現が生まれたのではないかと私は思います。
そのまま a shrinking violet と使うだけでなく, no shrinking violet として「内気な人間ではない」の意味にすることも多いようです。




550  Just you wait. (今に見ていろ。)
Just を省略した You wait. とすることもあります。 305 I'll show you. と言いかえられます。
下の音声ファイルは演劇をしていることを家族に反対されている青年のセリフ。 They won't know what hit them.  は「何が起きたのかわからない;不意打ちを食らう」という意味の決まり表現。 ふつう hit は主節の時制が何であれ hit のままです。 
青年はコルクが突き刺さっているフェンシングの剣を友人に突きながらこのセリフを言っており strike や hit はこの状況とかけてあると見るといいでしょう。


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