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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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531  Bob's your uncle. (万事OK。)
これはイギリス英語の表現です。 普通に言えば Everything is OK. ということです。
この風変わりな表現は1887年に当時のイギリス首相ロバート・マルキス・ソールスベリ卿(Lord Robert Marquis of Salisbury.)がまだひよっ子政治家であった甥のアーサ・バルフォ(Arthur Balfour)を高給職のアイルランド担当次官(Secretary for Ireland)に任命したことに由来すると言われています。 
人々はこれを nepotism (官職への縁故者採用, 身内びいき)と見て, 「あんたのオジはBob <Robert の愛称>だからねえ」と皮肉ったようで, これが Bob's your uncle. の語源であるとされています。 
なお nepotism はラテン語の「甥」を意味する nepos から来ている言葉ですが, 17世紀から使われていたようなので, この件が語源ではないようです。




532  Say uncle. (参ったか。)
子供のけんかなどで相手を倒し伏せて「参ったと言え」という, ああいう状況で使う米語表現。 何の変哲もない表現にすれば Do you give up? となるでしょう。 なおバリエーションとして Cry uncle. とか Holler uncle. とか単に Uncle. とも言うようです。
こう言われた方は Never 「嫌だ」 と言うか素直に Uncle, uncle. 「降参」と言うようです。  
ただ実際は地域により別の表現を使うようでニューヨーク市では Give と言うと,あるサイトに書いてありました。
さてなぜ say uncle なのかということは誰もが思うことでしょうが, その答えはこの手の表現に多いようにはっきりしたことはわかりません。 ただ検索して調べるとほぼどれもがアイルランド語の「防御; 容赦; 救済」と言う意味の anacol (または anacal または anacul)から来ており1910年ごろに遡る表現というものです。 それではなぜこのアルランド語が使われるようになったのか, そこから先はどの研究家も Uncle, uncle. となるようです。


533  underdog (勝ち目のない人・チーム; 弱者としてひどい扱いを受ける人・国・組織など)
日本語の「負け犬」とほぼ同じ意味の語。 今風の言葉で言えば「負け組」といったところになるのでしょうか。 この逆が top dog となりますが, これは犬のケンカの勝敗はどちらが上になるかで決まることから由来する表現です。
勝つことに執念を燃やす個人や組織がありますが, 国民・国家のレベルでこれを考えると誰もが「あの国」を思い浮かべます。 その国でかつて1964年から Underdog というアニメが放映されていました。 (日本でも放映されていたのか不明)
ふだんは靴磨きをしている犬が危機に陥ったガールフレンドのテレビ・レポータの「私のアンダードッグはどこに行ったの」という言葉を聞きつけると, スーパードッグに早変りして救いに飛んでくるというスーパーマンのパロディだったようです。 



534  Am I to understand 〜? (〜と理解すべきでしょうか)
Do I understand 〜?  と同じ。 文章語のような, かたい響きがあります。 それがかえって会話で使うと効果的なるときもあるでしょう。



535  Do you understand (me)? (わかったか。)
この表現, つい日本人が使ってしまいそうなので注意が必要です。 
もし「わたしの言っていることがおわかりですか」と言う意味でこの表現を使うとしたら考え物なのです。 この表現のニュアンスは丁寧どころかケンカ腰。 凄みを利かせて言うべき表現なのです。 単に理解できたかどうか聞くときにも使いますが, それでも丁寧さは見られないように思えます。
では単純に自分の言っていることが通じたか確かめるにはどうすればいいか。 丁寧に聞きたければ Did I make myself clear? を,軽く聞くなら Do you see? (こちらは Did ではなく) あたりを使うほうが無難なのではないでしょうか。 





536  As I understand it (私の理解するところでは; 私の理解する限りでは)
As far as I understand でも同じです。 understand は口語英語の中でも堅い響きのある語で, これに接続詞としてはやはり堅い響きのある as を組み合わせたもの。 したがってこの表現はマジメな場面で使われることが多くなります。




537  What's up? (どうしたの?; よお,元気か?)
一昔前, 「どうしたの」を英語で言うのは What's the matter? と教わりました。 もちろん今でも What's the matter? は使われています。 また, いわゆる入試の英語としても出題されるので, 知っている中高生も多い表現です。


しかし, 現在はこれを越えてよく使われ, また日本の中高生でも知られるようになって来ているのがこの What's up?  
google で検索しても What's up? は約178万件, 一方の What's the matter? は17万9千件で, ちょうど10分の1のヒット数です。 What's up の方は What's up in the sky? 空高くにあるのは何? のような what's up? とは違う用例も含まれるので, これを差し引かないといけませんが, それでも What's the matter? よりは多いのではないかと思われます。


What's up? は What's the matter? と同様に前置詞 with を伴なって「〜はどうしたの」の意味に使うことができます。
例: What's up with your cheek?  It's bleeding.  頬, どうしたの? 血が出ているよ。





538  It's up to you. (あなた次第。)
up を含む会話・口語表現として高校生・大学入試レベルでも比較的知られているのが前回の What's up? と今回の It's up to you. このまま単独で使ったり, to不定詞や疑問詞節を伴なって使います。 
例: It's up to you whether you want to come home safely or not.   無事帰宅するかどうかはあなた次第です。





539  could use 〜 (〜があるといいんだが)
「〜があると嬉しい, ありがたい」と言った意味の表現ですが, 特に目的語には飲み物, 食べ物が入ることが多いようです。 
主語が2人称や3人称の場合,  主語 look like 主語 could use 〜 「〜があるといいんだがという顔をしている」として使うことがあるようです。 
例: I could use onigiri for supper.  夜食におにぎりがあるとありがたい。 



540  It's no use!  (だめだ,うまくいかない。)
大学受験の勉強をすると必ず出てくる構文に It's (There's) no use 〜ing (〜しても無駄だ) があります。 これは It's no use crying over spilt milk (こぼしてたミルクを嘆いても無駄だ=覆水盆に返らず) という例文でもお馴染みです。
今回の It's no use!  はこの構文の動名詞の部分がない形ですが, 機械の操作などがうまくいかないときにときに「これ以上やっても無駄だ。」と諦めるときに発する表現です。


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