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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
日替わり ひとことENGLISH
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641  〜 is worth it.  (〜はそれだけの価値がある。)
worth は目的語を伴なうことのできる変っている形容詞です。 like や near も目的語がこれますが, 前置詞的に使うことが多いのに対し, worth は純粋に形容詞として使うという点が違います。
be worth は動詞で表せば deserve となります。
主語は物でも人間でもかまいません。
例1: The parents invest in their only son.  They believe he is worth it. その両親は一人息子に投資をしている。 彼はそれだけの価値があると信じているからだ。
例2: The upgrade of software is not always worth it. 必ずしもソフトウェアのアップグレードはするだけの価値があるわけではない。



642  I would think  (〜と思いますが。)
この would は仮定法。  断定をさける表現で think 以外に suppose, imagine,  feel  などの動詞も使えます。 日本語の「〜と思いますが」の「が」は日本語を習っている外国人学習者が必ず疑問に思う助詞と言われています。 「が」= but と思っているため, 日本人が「〜と思いますが。」と言って黙ってしまうと戸惑うらしいのです。 
この日本語の「が」にあたるのが would と思えば良いのではないでしょうか。



643   nothing to write home about (特に良いというわけではない,ふつうだ)
直訳は「家に手紙で知らせることもない」。 日本語の「特筆すべきことではない」に当ると考えると覚えやすいと思います。  主語 is nothing to write home about の形をとりのがふつうで There is nothing to write home about  や 主語 has nothing to write home about の形ではあまり使いません。
例: June was nothing to write home about, but the sale of air conditioner was good in July because of the terrible heat. 6月は特筆すべきことではなかったが, 7月は猛暑のせいでエアコンの売上げが良かった。




644   That's all she wrote. (それでおしまい。;以上。)
That's what she wrote. とも言います。 大切なのは she であること。 他の人称代名詞ではいけません。 あくまでも she です。
ではなぜ「それが彼女が書いたすべて」が「それでおしまい」になるのか―というと, 確定的な答えではありませんが, 第2次世界大戦中の漫才のギャグが起源と言われています。
戦時中, アメリカ兵が海外に駐留している間, 本国に残っている恋人が別の男と付き合い始めたという悲劇的なエピソードをネタにした漫才の常套句から来ていると言うのです。 すなわち
漫才師A:  嬉しそうやな。 いいことあったんか。
漫才師B: 国にいる恋人から手紙が来たんや。
漫才師A: ほんまかいな。 何て言うてきた? 読んでみい。
漫才師B: "Dear John.  It's over."  That's all she wrote. BOOHOO!  (『親愛なるジョンへ。 もうおしまいね。』 それが彼女が書いてきたすべてや。 うえ〜ん。 )
(関東人の関西弁なので間違ってても大目に見ちゃってね。 )



645  be in the wrong place at the wrong time (思いがけないトラブルに遭う)
2004年5月, イラク駐留のアメリカ軍がイラク捕虜を虐待していたことを示す証拠写真が数多く公表されました。 これで世界的に有名になった人物の一人がリンディ・イングランド,当時21歳。 イスラム教徒は宗教的な理由で犬や裸身であることを忌避することを知りながら, 捕虜のイラク人男性を裸にし犬の首輪をして引っ張っていた女で, その行為から the sex sadist of Baghdad (バグダッドのセックス・サディスト)などと呼ばれるようになります。


彼女を報じる特派員の朝日新聞の記事を読んでいたら, 彼女が故郷のアメリカ・ヴァージニア州の母親に「私は間違ったときに間違った場所にいた」と言ったと書いてありました。 すぐこれは I was in the wrong place at the wrong time. を訳したことだとろうと推測できたので, インターネットで検索したらやはりそうでした。


確かに I was in the wrong place at the wrong time. は「私は間違ったときに間違った場所にいた」なのですが, 口語の熟語として「私は思いがけないトラブルに遭遇した」と訳すこともできます。 いわば double meaning の表現として取ることもできるわけです。 彼女の言葉を引用符付きで報じたネイティブの記者も, これを意図してそうしたと考えられるでしょう。


日本人記者は直訳の方を採用したのですが, もう一つの意味の「私は思いがけないトラブルに遭遇した」にした場合とでは彼女の行為への印象がまた違ってくる気がします。
「私は間違ったときに間違った場所にいた」とすると『運命のイタズラ』的な, やや同情を買うような感じがするのに対して, 「私は思いがけないトラブルに遭遇した」と訳すと「私,ヤバイことになっちゃった」程度の, 自分のした行為の重大さに気づいていない感じになると思います。



646  Don't get me wrong. (私[の言うこと]を誤解しないで。)
今回は, ちょっとマジメに文法の話。 英語の5文型で言うと今日の表現 Don't get me wrong. は何文型にあたるでしょう?
と言われてたぶん英語が得意という方ならSVOC文型と答えるのではないかと思います。
me が目的語で, wrong が「間違っている」という形容詞なので, 主語+動詞+目的語+形容詞でSVOC文型(第5文型)。 駄目押しに辞書を引いてみたら get にはSVOC文型として「〜を。。にさせる」の意味がありますし。 (例文: He got his feet wet. 「彼は足を濡らした。」)


。。。と考えるのは残念ながらハズレ。 もし wrong を補語だとすると「私が間違っている」という関係になって全体が「私が間違っているようにさせないで」という意味になってしまいます。
正解はSVO文型(第3文型)。 この wrong は形容詞ではなく副詞で「誤って」。 そして get は「理解する」の意味。 したがって全体で「私(私の言うこと)を誤って理解しないで」となります。
つまり get 〜 wrong 「〜を誤解する」(= misunderstand)と覚えてもよく, 目的語に me 以外の語を入れることももちろん可能なのです。
だからこういう例文もできるでしょう。 ― Don't get this phrase wrong.  (このフレーズを誤解しないで)



647  You can't go wrong. (うまく行くこと間違いなし。)
あることをすれば必ずうまく行くと相手に保証したいときに使う表現。
命令文, and you can't go wrong. 「〜しなさい, そうすればうまく行くこと間違いなし」のパターンを覚えておいたらどうでしょうか。
例: Stick to the basics, and you can't go wrong.  基本に忠実にやればうまく行くこと間違いなし。


また You can't go wrong with もの も覚えていて損はない口語表現です。
おススメしたい物, 満足が行く物を伝えたい時に使います。 日本語で言えば「〜ならば間違いなし」といったところでしょう。
例1: You can't go wrong with my wife's karaage fried chicken.  It's incredibly juicy and tender.   私の妻の作る唐揚げなら間違いなしです。 信じられないほどジューシーで柔らかいんですから。
例2: You can't go wrong with Itsuki Hiroyuki's essays.  They are widely read by men and women, young and old.  五木寛之のエッセイ集なら間違いありません。 広く老若男女に読まれています。




648  Back at ya.  (君もな。)
「楽しい週末を。」「よいお年を。」といった善意も「くたばっちまえ。」「地獄へ行け。」といった悪態も, 両方について相手に同じことを願う時の言い方。 くだけた言い方で, 一般的には The same to you.  (あなたも。)を使います。
Ya は you の崩れた形なので Back at you. でもよいのですが, 親しい者同士なら Back at ya. の方がそれらしく聞こえます。 



649  Oh, yeah?  (へえ,そう?)
Yeah が yes のくだけた口語体であるのは誰もが知っていると思います。 Yes と使うシチュエーションは同じですが, Oh, yes? と疑問の形で使う場合, 時に非常にぞんざいでケンカを売るような印象を与えることもあるようです。 



650  Yes and no.  (さあ,どちらかな。;どちらとも言えない。)
「イエスでもありノーでもある」から 「どちらとも言えない」という意味になります。  相手の質問に対して答えるときの表現です。
Yes or no? とすると相手に「イエスなのノーなの?」と尋ねることになります。
例: "You broke this vase. Yes or no?""Yes and no.  I tried to take the cat to the vet. Then he ran away and .." 「この花瓶を割ったのはあなたでしょ。 イエスなのノーなの?」「さあどちらとも言えないな。 このネコを獣医さんのところへ連れて行こうとしたら逃げ回って。。」 


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