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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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371   A likely story. (ありえない話だ。; まさか。 )
likely は「あり得る」。 しかし a likely story は「あり得る話」ではなく「あり得ない話」。 quite a few が「かなり少ない」のではなく「かなり多い」のと同じ反語表現の一つです。 
では「ありえる話」はどう言うのか。 likely の反対が unlikely だから an unlikely story とすればいいかというとそうではありません。 an unlikely story は文字通り「ありえない話」です。
「ありえる話」を「信じられる話」として a believable story とすればよいのです。 また a plausible story もありますが, こちらは映画とか小説のようなフィクションに関して使う傾向があるようです。


今回の例文は, たまには文学的に, ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』から。
芋虫(Caterpillar)にもらったキノコを食べて大きくなったアリスは木の上で卵を抱いているハト(The Pigeon) と面会します。  
文中の A likely story を「ありえる話」と言ってハトが納得してしまったら後のセリフとつながりません。


'Well! what are you?' said the Pigeon. 'I can see you're trying to invent something!'
'I--I'm a little girl,' said Alice, rather doubtfully, as she remembered the number of changes she had gone through that day.
'A likely story indeed!' said the Pigeon in a tone of the deepest contempt. 'I've seen a good many little girls in my time, but never one with such a neck as that! No, no! You're a serpent; and there's no use denying it. I suppose you'll be telling me next that you never tasted an egg!'

「あなた何者?」ハトは尋ねました。 「何かでっちあげようとしているくらいはわかるのよ。」
「私は, ええと私は小さな少女。。かな。」 アリスの口調は自信なげでした。 その日に何度も自分の体が変化しているのを思い出したからでした。
「まさか!」ハトははなはだしく侮辱的な調子で言いました。 「今までそりゃたくさん小さな女の子を見てきたわ。 でもこんなに首の長い女の子はいなかった! とんでもない。 あなた蛇でしょ。 違うって言っても無駄よ。 今度は卵を味わったことなんかないって言い出すに決まっているわ。」


372   the same old story (昔からよくある話, 昔から言われていること; いつもの話; いつもの言い訳; )
下の例文のように It(That) is the same old story.  の形で使うのがふつうですが, 動詞 tell の目的語として使うこともあるようです。
「一般的に」昔からよくある話という意味と「個人的に」いつものこと(話)の大きく二つの意味を持ちます。
この表現, かなり昔(私が子供の頃としておきましょう), 日吉ミミという歌手が鼻にかかったかなり個性的な歌い方で『こいびーとに ふられーたの よくあるはなしじゃないかー』と歌ったのを思い出します。
この部分を Have you lost love?  It's the same old story.  とすると「失恋したって? 君によくあるいつもの話だね。」という意味に取られてしまう可能性があります。 この歌詞は「恋して失恋するというのは昔からあるありふれた話だ」という意味なので, 主語を工夫して Have you lost love?   A tale of lost love -- that's the same old story とでもするとこの歌のメロディにも合い(もちろん知っていればの話ですが)いいんじゃないかと思います。


例1: The man once supported by the majority of the people will lose popularity and be thrown away.  It's the same old story.  かつて民衆の多くに支持された男もやがて人気を失い捨てられる。 昔からよくある話だ。
例2: One tip for your weight loss strategy.  It's the same old story.  It's not only what you eat, but they way you eat it that matters.  君の減量作戦へのヒントを一つ。 昔から言われているように大切なのは何を食べるかだけでなくどうやって食べるかなんだ。
例3: You are late because you were caught in a traffic jam.  The same old story.  君が遅刻したのは交通渋滞のせいだと言う訳か。 いつもの言い訳だね。
例4: My grandfather is always telling us the same old story time after time; when he was young he escorted Churchill.   おじいさんはいつも話を何度もボクたちに話すんだ。 若い時チャーチルの護衛をしたって。





373   the whole story (すべての話; ことの一部始終 )
the whole story はそのまま文字通りに訳せばいいので「すべての話」ですが, 「ことの一部始終」とか「すべての事情」といった意味合いに使うことができます。 特に That's not the whole story 「それですべての話が終わったわけではない, 話はそれだけではない」はこれで一つの表現として覚えておくと便利でしょう。


例1: It turned out that the city  had no prospects to repay the debt for the reconstruction of the ballpark.  But that's not the whole story.  The mayor decided to build another soccer stadium in the city in spite of the city's financial deficit.  その都市は球場の改築の借金を返済する見込みがないことがわかった。 しかし話はそれだけでは終わらなかった。 市長は市の財政赤字にかかわらずもう一つサッカースタジアムを作ることを決めた。
例2: After I read his letter, I got the whole story.  彼の手紙を読んですべての事情がわかった。
例3: Why are you crying?  Would you tell me the whole story?  なぜ泣いているの。 事情を話してご覧。
例4: I don't think the president knows the whole story about what is happening in this company.   社長は今この会社で何が起きているのがすべてわかっているとは思えない。
例5: The statistics tells the whole story about the decline of the Japanese economy.  統計は日本経済の衰退のすべてを物語っている。




374  Every picture tells a story. (写真・絵・画像を見ると何が起きたのかわかる; [人の物を見て]何が起きたか明白だ )
日常使う格言の一つ。 同様の意味の格言に A picture is worth a thousand word. があります。 またよく知られている諺 Seeing is believing.  「百聞は一見にしかず」に通じるところもあります。
「どの写真(絵・画像)も物語がある」という, そのままの意味でも使うことももちろんあります。 例えば悲惨な戦場や事故現場の写真を見て Every picture tells a story とつぶやくように。 この格言がインターネットで多く使われるのは, 画像をホームページで公開することが多いからでしょう。 こういうページでこの格言を使っている場合は, ほとんど文字通りの意味でこの格言を解釈しています。
一方写真ではなく, 直接人の浮かない顔を見たり, 窓や引出しやタンスが開いた部屋を見たりしたときにも Every picture tells a story! と言うことができます。 




375   It is the same story +場所の副詞[句] (〜でも事情は同じだ; 〜でも同じことが言える )
外国人とつきあえば必ずと言ってよいほど出てくる話題が日本とかの国との比較。 そんなときのために覚えておくと便利なのが今回の表現です。  「日本でも事情は同じ」としたければ「場所の副詞」に here in Japan (ここ日本でも)と入れて It is the same story here in Japan. とすればOK。 
人とか商品など場所ではないもので比べたければ It is the same story with 〜 にすることもできます。 
もっとも story を取って It is the same in/with 〜 のようにする方が使用頻度は断然高いことを記しておきます。
例1: "Many people in my country are concerned about the rising crime rate." "It is the same (story) here in Japan.   It has become a myth that Japan is the safest country in the world." 「私の国では犯罪率が高くなっているのを多くの人が懸念しています。」「事情は日本も同じです。 日本が世界で一番安全な国だといのは神話になりました。」
例2: You said that your daughter is suffering from allergic diseases.  It is the same (story) with my son.  He has atopic dermatitis.  娘さんがアレルギー疾患で苦しんでおられるそうですが私の息子も同じです。 あの子はアトピー性皮膚炎なんです。 
例3: Windows 98 was vulnerable to hackers.  But it is the same (story)  with XP.  ウィンドウズ98はハッカーに対して脆弱であったがXPにも同じことが言える。




376   That's my story and I'm sticking to it. (今のは冗談。)
「ミナモトさんって珍しい苗字だけどひょっとして由緒ある家だったりして?」「ああ, 鎌倉の実家に源義経の履いた高下駄が保管してある。」「えっ本当?!」「いや今のは冗談。」
というような話の流れで使うのが今回の表現です。 メールで書いたりするときは That's my story and I'm sticking to it. :-P というように顔文字を添えるようです。 この顔文字, 顔を横にして目+鼻+舌を出した口の3つのパーツからなっているのですが知らないとなんだかわかりませんね。




377    think straight. (はっきり考える)
この straight は clearly (はっきり)の意味。 straight and clear という副詞句も存在します。 straight をこの意味で使う熟語に see straight (はっきり見える) や speak straight (ものおじせずにはっきり言う)があります。 後者は speak straight from one's heart (心から話す) という動詞句がありますがこちらは speak と straight from one's heart (心から)の組み合わせと見たほうがよいでしょう。 
ところで see straight があるなら hear straight がないかと検索してみると一般的に受け入れられるか疑問になるほどほとんど用例がありません。 語と語の連結には相性があり勝手なマネはできない難しさがあります。





378    Let me get this straight. (話を確認させてください; このことをはっきりさせてください )
込み入った話の内容を確認する時などに使うと便利な表現。 変形としては Let me get it straight. や目的語に名詞を入れた  Let me get things straight.  Let me get the facts straight. などがあります。
また Let me を Let's  と変え Let's get this  straight. などとすれば(このことをはっきり確認しよう)と相手に働きかけることになります。
この表現を使った用例を検索すると, 多くの映画やドラマのセリフにたどりつきます。 これは話の筋をまとめたり新しい展開にしたりするのに便利だからではないかと思います。 






379    Don't strain yourself. (無理しないで, 頑張りすぎないで; 無理して筋肉を伸ばさないように;  ぐずぐずするな, 怠けなるな)
strain は「体を緊張させる; 神経を酷使する」。 だから Don't strain yourself の意味が「体や神経を使いすぎるな」の意味になるのは合点が行きます。 またストレッチ運動などで無理に筋肉を伸ばさないように注意する時にも使います。
ところが反語表現として動作が緩慢でぐずぐずしている人に向かって, 上とは全く逆に「もっと神経を集中させなさい, 体を動かしなさい」という意味になることがあります。 その例文をウエッブ上で見つけたのですがそのメモがどこかに行ってしまい証拠がなくなって残念。。。
例1: When lifting heavy things, don't strain yourself.  Bend your knees and keep your back straight 重たい物を持ち上げる時は無理に筋肉を伸ばさないように。 ひざを曲げて背中をまっすぐにしておきなさい。
例2: Don't strain yourself.   You don't need to worry about how far the work has progressed.   がんばりすぎないように。 どのくらい仕事が進んだか心配する必要はありません。




380    Don't be a stranger. (さようなら; 今後もどうぞよろしく, また近いうちに会いましょう )
stranger を使う会話表現で比較的知られているのは, 道案内を頼まれた人が自分もその辺りが不案内であることを告げる I'm a stranger around here, too. (私もこの辺りの地理はわかりません) 。  
これに比べ今回の表現はあまり知られていません。 会話集などにも掲載されてないと思われます。 しかし検索して見ると Im a stranger とほぼ同数ヒットする, 意外に知られていない会話表現です。
もっとも検索してヒット数が多いのは理由があります。 この表現, 個人のホームページでウエッブマスターが好んで使うからです。 例えば下記のように。 もし英語のホームページを作るのならこのような表現を添えるといいのではないでしょうか。
例1: We are always adding new features, services and promotions to the site, so don't be a stranger!  このサイトには新しい特集やサービス, キャンペーンがいつも付け加わります。 今後もよろしく。
例2: Don't be a stranger, please take a minute to sign my guestbook. せっかく知り合いになれたのですから, ちょっとお時間をいただいてゲストブックに書き込んでください。
例3: Don't be a stranger.  Bookmark this page and come by again soon; there are a few changes in the site. 知らんぷりなどしないでまた来てください。 どうぞこのページをお気に入りに入れてすぐまた来てください。 少しはサイトに変化があると思います。
例4: Don't be a stranger, stop on by anytime. There is alway's something new happening here  お気軽にいつでもお寄り下さい。 いつも何か更新されています。


もちろんホームページだけでなく, 別れ際の日常の挨拶表現としても使うことが出来ます。  「知らない人にならないくらいにまた近いうち会いましょう」という気持ちでしょう。 知り合いになった人に対してなら「知り合いになれたのだからこれからもよろしく, また会いましょう」という感じではないでしょうか。
例5: I'm glad to see you.  Don't be a stranger and give me a call.  知り合えて嬉しいです。 どうぞ今後もよろしく。 電話などください。





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