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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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631   〜 isn't the word for it. (〜と言う言葉では物足りない)
isn't の後に副詞 really,  even, quite などが入ることもあります。 主語は語(句)であれば何でもよいのですが, 特に, 形容詞, 名詞, 分詞が多いようです。
例: "The boy was so lucky that he wasn't even injured when he fell from the fifth floor" " Lucky isn't the word for it. It was miracle." 「その少年は運がよかったので5階から落ちてもケガさえ負わなかった。」「運がいいってものじゃないよ。 それは奇蹟だ。」




632   It works. (計画などがうまく行く, 薬などが効く; 物が〜と合う )
この後に well や fine といった副詞が続くこともあります。
また work well with 〜 の形になると「物が〜と似合う, 合う」の意味になります。
例1: He recommened those with serious problems of seasickness wear "the patch" behind  their ears. He said it would work. 彼は船酔いの深刻な問題のある人は耳の後ろにパッチを貼ることを勧めた。 それは効きますよと彼は言った。
例2:  She put a vase filled with roses on the table, and it worked fine.  彼女はテーブルにバラで一杯の花瓶を置いたがそれはその場の雰囲気をよくした。
例3: This sauce was made for pork, but it works well with beef and chicken, too. このソースはポークのために作られましたが, ビーフやチキンにも合います。




633   It's all in a day's work. ([すまし顔で]いつもしていることで,たいしたことではありません。; 当たり前のことです。)
英和辞典には「日常茶飯事だ」という訳がついていますが, もう少し詳しくこの表現が使われる状況を説明しておいた方がいいと思います。
例えば, ふだんのあなたならそんな良い点を取ることはないのに, あるテストで良い点をとったとします。 「え, すごい」  周囲のこんな驚きの言葉に対して「いや, いつものことですけど」などとすまし顔で答える。 そんな状況で使うのがピッタリの表現です。



634   get the best of both worlds (二ついいとこ取りをする)
二つの異なるものから利益を得るという意味。 
欧米人から見た日本というと決まって出て来るのが『東洋的なものと西洋的なものが共存する国』というフレーズ。 今回の表現はまさにこれ。 英語にすれば Japan gets the best of both worlds.
意外にも google 検索してもこのフレーズはヒットしません(2004年8月2日現在)。 これはめっけもの。 本のタイトル用にキープしておこう。  もっともそういう本を書いたらの話。  たぶん永久にないでしょう。


worlds とあるからと言って上のように国のことだけしか使えないのではありません。 人間を主語にすることがむしろ普通です。
例1: He gets the best of both worlds, living in the old city ; he has easy access to urban facilities while he can visit historical sites at any time.彼はその古都に住んで二つのよいことを得ている。 都市の施設を簡単に利用できながらいつでも旧跡を訪れることができる。
例2: She enjoys drawing manga and earns a fair amount of money. She gets the best of both worlds 彼女はマンガを描くのと楽しみ結構な金を稼いでいる。 彼女は二ついいとこ取りをしている。




635   nothing to worry about (心配することはない)
There's nothing to worry about.  または 主語 have nothing to worry about. の形で使います。 




636   could be worse (もっとひどいこともありえるのに)
この could は仮定法。 表題は現在のことについて「これ以上悪いこともありえる」と仮定し,「現実はこの程度の悪い状態なのがせめてもの救いだ」と慰めています。 過去のことは仮定法過去完了になるので could have been worse と表し「これ以上悪いこともありえた=このくらいで済んでよかった」という安堵を意味します。




637  if the worst comes to the worst (最悪の場合は;最悪の場合になっても)
直訳すると「最悪のことが最悪になれば」。 二つある the worst の the は省略可能です。
他の if の用法と同じく「もし〜なら」と「たとえ〜でも」の二つの意味に取ることが出来ます。 またこれに続く主文は必ずしも未来形である必要はないようです。 
例1: If the worst comes to the worst, you can call an ambulance. 最悪の場合は救急車を呼びなさい。 (この you can は勧告を表す)
例2: If the worst comes to the worst, don't panic. 最悪の事態が起きてもパニックになるな。




638  do one's(the) worst (可能な限り悪態をつく,嫌なことをする)
do one's best が「最善を尽くす」なら do one's worst は「最悪を尽くす(?)」とでもなるでしょうか。 そういう言葉はないですから表題のように「可能な限り相手が嫌がることをする」という意味と思えばいいでしょう。
主語は人間でなくても良いです。
例1: The stock did the worst last week.  株は先週最悪だった。
例2: I did my worst when the usual saleman called me again this morning. 今朝またいつものセールスマンが電話をして来たとき私は可能な限り悪態をついてやった。
例3: Leave him alone and let him do his worst.  あいつは放っておいて悪態をつかせておけばいい。



639  What's it worth? ([そうしたら]いくらくれる?)
何かを教えたり,したりした見返りにいくら報酬をくれるか聞くときの表現。 What's it worth to you? とすることもよくあります。
こちらから金をくれと催促するという状況と多少の図々しさがあれば使えますが, どうでしょうか。 いやあなたがこう言われる可能性はあるかもしれませんね。 そうしたら How much do you want? 「いくらほしい?」と単刀直入に聞けば良いではないでしょうか。 
辞書にはユーモラスな表現とありますが, 言われた方はマジに捉えると思うのですが。
例: "Do I have to clean up this mess?""What's it worth to you?""No, thank you. I'll do it myself." 「この散らかったのきれいにしなくちゃいけないの?」「片付けたらいくらくれる?」「結構です。 自分でします。」



640  for what it's worth  (本当の[価値ある/役立つ]情報かわからないけれど;謝罪[悔やみ]の言葉だけでは何もならないかもしれないが)
これから話す情報の信憑性や価値などが確かでないことを前もって言うときの表現。 と言ってもそんなに大袈裟なことではなく, ただ話を切り出す時に使っているだけということもありそうです。 
また For what it's worth, I'm sorry.  のように謝罪や悔やみの言葉に添えることがあります。 これは「謝罪や悔やみの言葉がその価値を持っているかわからない-->謝罪の言葉で許されるとは思えないけれど・お悔やみの言葉で癒されるとは思えないけれど」といった意味合いが出る表現です。 
例1: For what it's worth, I think this is the best movie I've ever seen.  こういうことを言ったて役に立たないかもしれないけれど, この映画は今まで見た中で一番良いと思う。
例2: Words can never heal what happened to you, but for what it's worth I'm sorry to hear that. 言葉ではあなたに起きたことを癒すことは出来ませんが, それを聞いて本当に残念です。


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