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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
日替わり ひとことENGLISH
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401   〜 to suit yourself (あなたの都合がいいように〜する)
前回の Suit yourself は命令文でしたが, 今回は不定詞の形で使います。 下記のような動詞といっしょに使い「都合がいいように〜する」という意味のかたまりを作ります。 前回のような相手への不快感などはありません。 また yourself を主語に合わせて myself, himself などにすることもできます。
  • change/alter/modify  変える
  • make 作る
  • customize カスタマイズする
  • arrange アレンジする
  • adjust 調整する
  • choose 選ぶ
  • organize まとめる
  • write 書く
  • interpret 解釈する
  • twist the words around 言葉を曲げる
  • work at a pace ペースで働く
など。





402   That sums it up. (まとめるとそういうことになる, その言葉に尽きる, 的を得ている)
人の言葉が「言いたいこと, 大切なことをうまくまとめている」ときに使う表現です。 sums it up の部分が核になって次のようにいろいろなパターンを使うことが出来ます。


(1) 主語は that でなくても構いません。 人の言葉を引用する時に, その人の名前を主語にすることがよくあります。  (下の例4)
(2) 主語と sums の間に程度の副詞を入れます。 (下の例2)
  • That much sums it up.    かなり的を得ている 
  • That pretty much sums it up. 非常に的を得ている
  • That about sums it up.  そこそこ的を得ている 要約するとそんなところだ
  • That kind of sums it up.  まとめるとそんな感じ
  • That sort of sums it up.  同上
(3) up のあとに程度の副詞を入れます。  (下の例1 例3)
  • That sums it up best.   一番的を得ている
  • That sums it up well.   よく的を得ている
(4) up のあとに程度以外の副詞句を入れます。
  • That sums it up for me.    私が言いたいことはそういうこと
  • He sums it up by saying 〜  彼は〜と言ってうまくまとめている
  • He sums it up when he says 〜  同上


例1: She commented on the ethnic food, saying "it smells like when I stumble over a stone and fall into a thick growth of the grass in midsummer".  That summed it up well for me. 彼女はそのエスニック料理についてこう言ってコメントした。 「真夏に石につまづいて草の茂みに倒れた時の匂いがする。」 それは私の言いたいことをうまくまとめていた。
例2: Why do I love traveling?  'Journey is a destination.'  That pretty much sums it up.  なぜ旅行が好きかって? 「旅が目的地だ」 この言葉に尽きます。
例3: Hitokoto English.  The title sums it up best.  You can learn one colloquial phrase by visiting this page every day.  ひとこと ENGLISH 。 タイトルがすべてを語っています。 毎日このページを訪れることで1つずつ英語の口語表現が学べます。
例4: I think you summed it up perfectly for me.  You said everything that I do not like about the game. あなたは私に代弁して完璧にまとめてくれました。 私がそのゲームで気に入らないことをすべて言ってくれました。



403   I don't suppose you could 〜?(〜してくれるといいんですが)
控えめにまた丁寧に相手に「〜してほしい」と要望するときの言い方です。 
Could you 〜? 「〜してくれるとありがたいのですが, 〜してくださいまんせか」 と同じ気持ちになるせいか平叙文でありながらピリオドではなく疑問符にする人も少なくありません。 また付加疑問文 could you? を添えることもあります。
例のように you could の代りに you would mind にして I don't suppose you would mind 〜 とすれば Would you mind?「〜してもかまいませんか」と同じ意味になります。





404   I suppose 〜(たぶん〜だろうと思う)
suppose は「思う, 推測する, 仮定する」などの意味がありますが, 口語では I suppose の形がよく使われます。 これは  I think とどう違うのでしょうか。
think のが「思う」のもっとも一般的な語でのあり, suppose は意味がより特定化するようです。 「何かの情報に基づき, たぶんそうだと思いながら確信はしていない」という意味合いがあるようです。 この意味で guess とはほとんど同じ意味と見ていいようです。 
 I suppose が主に英国で I guess が主に米国で使われる傾向があるようですが, 下の例のように1人の人間が supose と guess の両方を使っていることからこれは絶対的ではないように思えます。
 I suppose は文末に置いても構いませんし, また出だしでは well を伴なって Well, I suppose 〜 とする使い方も目立ちます。



405   I suppose so.(そうだと思いますが。。)
無色な I think so と比べ, ためらいがちに, または嫌々「そうだと思う」という意味でつかうのが I suppose so.   
「そうじゃないと思います」は think を使うと I don't think so. なのに対し suppose を使うと I suppose not. となります。 これは think のあとに否定の節が続くのは間違いとされているので I think のあとに否定の節の省略された not が続くのも間違いとなるからです。
一方, suppose の場合は後ろに否定の節が来てもOKです。



406   What's that supposed to mean? (それどういう意味? それどういうこと?)
ただどういう意味か聞くのではなく, 相手の言ったことに不快感があるときに使う表現です。
強意として the hell や the devil を使って What the hell is that supposed to mean? とか What the devil is that supposed to mean? とすることもあるようですが マネはしない方がよいかと思われます。

 



407   for sure (きっと; [否定文で]はっきりと〜ない; [返事で]はい)
「きっと」の意味に限れば surely の代りに使える熟語ですが, 動詞によって for sure と surely のどちらかを使う傾向がある場合もありそうです。
例えば know と come を例にして検索してヒット数を比べると
know for sure  492,000        come for sure  2,210
surely know      32,400         surely come   61,100
となり, ヒット数から言ってどちらを使っても間違いではないでしょうが, know は for sure  が, come は surely の方がより相性がいいようです。

またワイルド・カードを使って for sure と相性がいい動詞との組み合わせを調べると  know for sure (確かに知っている/[否定文] はっきりわからない) と  can't say for sure(はっきりとはわからない)が圧倒的に多いこともわかりました。 


なお動詞だけではなく文のあとに That's for sure. (それは確かだ) を添えることもできます。 これは I'm sure と言い換えてもよいでしょう。
 



408   One thing is for sure.(1つ確かなことがある。)
 One thing is for sure. とピリオドで切る以外に, この後の文とのつなぎを表記するのにセミコロンをつかったり that 節を使ったりというようにいろいろなパターンがあります。 例えば「1つ確かなことがある。 明日太陽が東から昇るということだ。」 というのを書き表すのに次のようになります。 
(1) One thing is for sure.  The sun will rise in the east tomorrow.
(2) One thing is for sure; the sun will rise in the east tomorrow .
(3) One thing is for sure-- the sun will rise in the east tomorrow .
(4) One thing is for sure that the sun will rise in the east tomorrow .
(5) One thing is for sure, that the sun will rise in the east tomorrow
(6) One thing is for sure; that the sun will rise in the east tomorrow.
(7) One thing is for sure-- that the sun will rise in the east tomorrow.
(8) One thing is for sure and the sun will rise in the east tomorrow.
(9) One thing is for sure (,) and that is (that) the sun will rise in the east tomorrow
(10) One thing is for sure is that the sun will rise in the east tomorrow.
このうち(10)は非文法的で教養がないように見えるので真似しないほうがよいでしょう。




409   Sure thing.(もちろん,いいとも; 了解)
相手の言葉への同意を表すアメリカ英語。 a sure thing とすると「確実なこと, 確実にあることをなす人」の意味になります。 特に人について  a sure thing とすると暗に「H系の行為を確実にさせる人」を示唆することがあるので注意が必要です。 もちろん She is a sure thing for  stardom.  (彼女はスターになることが確実視されている)のような用例もありますが。




410   Sure do.(いいねえ, ぜひお願いします)
相手の誘いかけに対し, 「ぜひお願いします」と言うときの表現として辞書に載っています。  この意味なら do は代動詞が命令文のために原形になったととれます。
ところがネット上のネイティブの英語では相手の質問に「もちろん, そうです」  と答える際に使っている例が多いのです。  「もちろん, そうです」なら Sure, I do. とする方が一般的で, この場合は I が省略されたと見ることができるでしょう。
しかし, そもそも Sure do に Yes, I do. の意味をもたらすのは認められている用法なのか誤用であるか判断しかねます。 ネイティブは話し言葉を文字として表すときに表記を間違えることはよくあるので(例えば you're を your  とするようなミス), これもその類のことなのかもしれません。 
ただ Sure, I do.  とするようなところを Sure do. としているケースでは圧倒的に  Do you have 〜?  や Do you want 〜? や Do you know 〜? などの質問の答えであることが多いのは興味深いことです。 
例1: "Do you want a cup of coffee?" "Sure do." 「コーヒー一杯いかが。」「いいですね, お願い。」
例2: "Do you need a help?""Sure do." 「手助けしましょうか。」「お願いします。」

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