ロブスター船と日本の意外な関係 〜 トリスタン・ダ・クーニャと日本船『東光丸』                                                           

下の写真はトリスタン・ダ・クーニャの主要産業ロブスター漁の母船ケルソ号が南アフリカのケープタウン港に停泊しているときの写真で Japan United (株)本多豊大社長のご好意で掲載しています。


非常に興味深いのはこの船の前身が『東光丸』という日本船であったことです。 検索すると『東光丸』は水産庁の漁船取締り船と同名です。  船内に残されている内線電話のリストには「第一士官予備室」「監督官公室寝室」「首席一等航海士室」といった文字が見えますので, 一般的な民間の船ではなかったことがわかります。  では水産庁の漁船取締り船と関係があるのでしょうか。  現在のところ(2007年11月)は不明です。  ともかく日本の裏側の小さな島の重要な交通, 産業の担い手として日本の船が働いているという事実に, 不思議な因縁を感じざるを得ません。 


【追記(2011年2月)】
この船について谷口様から以下の情報提供がありました。 ありがとうございました。
 これは現在の水産庁漁業取締船東光丸の先代(多分2代目)東光丸と思われます。船の仕様等、全容が分かれば、もっとはっきりすると思いますが、船内電話の表示など、官庁船そのものです。建造は昭和46年で、下関の林兼造船ですが、会社は無くなっています。水産庁は25年ほど使ったので、新型に交代しました。日本の官庁船は、手入れも良く使っているので、売船されると、スクラップにせず、国内外で再度使われる例が多いです。


水産庁の『東光丸』の紹介ページには写真もあります(この記事を書いたときはなかったような気がします)。 これを見ると確かにそうですね。  このページによると2代目東光丸は総トン数1,516.67トン。 1971年から1996年まで水産庁に所属していたようです。


クリックするとそれぞれの写真は大きくなります。

船首
船名
『東光丸』の文字が見えます。
内線電話と番号リスト
ロブスター漁に使う船
『2007年の写真』で漁をしている船と同型のようです。
島に上陸するためのはしけ
『2006年の写真』で島に向かう船と同型のようです。


独学トリスタン・ダ・クーニャ 
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