トリスタン・ダ・クーニャのイワトビペンギン(ピナミン)
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トリスタン・ダ・クーニャを代表する動物はイワトビペンギン(英語 rockhopper penguin) でしょう。  頭部に黄色い羽があるのが特徴で英語名の語源は岩場をピョンピョンと跳ぶことから。


        


このペンギンを現地では『ピナミン(pinammin)』と呼んでいるようです。
pinammin の語源に触れている文献やサイトはありませんが(そもそも pinammin そのものが書いてあること自体フツーではありません)個人的にはアフリカーンス語と関連がありそうな気がします。
アフリカーンス語で『ペンギン』を pikkewyn と言うので, これが変化したのではないかと思います。 さらに, こじつけがましいですが, 『愛』や『愛らしい;小さい』というのを min というのでこの二つが合体し, いわば『ペンギンのペンちゃん』といった感じになったなのではないでしょうか。 野生動物が一般家庭で半ペット化するとその動物の総称に基づいて命名する(例えば,タヌキならタヌスケ, スズメならスズチャンみたいな)のは万国共通の心理じゃないかと1人で合点しています。




1975年10月から78年9月までトリスタン・ダ・クーニャの聖メアリー教会の牧師をしていたエドムンド・バクストンは滞在中の日記を『島の牧師』というタイトルで本にしています。
その75年の12月26日にこんな記述があります。
   
  家の上にある小道の角にイワトビペンギンが1匹現れた。 
  すこし家にいてくれたらと願って, 私たちは優しくなだめすかして
  門を通らせることはできたが, ほどなくフラックスの茂みに消え
  てしまった。 
               牧師の住まい。 フラックスの茂みが左に見える。




イギリスでは海外のイギリス領の国に教師を派遣するようで, 1999年1月に島の聖メアリー学校に派遣された教師は, いわゆる総合学習のようなものでイワトビペンギンをテーマにして授業を行ったようです。
その際の児童生徒の作品4点をウエッブ上に掲載しています。
その中にナターシャという女の子の『私のイワトビペンギン観』という作品があります。
なお,この少女は私の手元の資料から察しておそらく1983年生まれの Natasha Greenという少女ではないかと思います。 そうであればこの作品は彼女が15歳のときのものとなります。


 私たちが浜辺をぶらぶらしていると
 岩場の上高くに大きな集団を作って
 50匹のイワトビペンギンが座っていた
 恐ろしいキーキー声で
 私たちに警告する
 大きな太ったおなかと
 小さな足をクネクネさせて 
 黒くてギトギト脂ぎっていている
 なんて臭いのだろう。 あ〜あ。   



  
   
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