●◆●◆●◆●◆●◆● 独学トリスタン・ダ・クーニャ ●◆●◆●◆●◆●◆●

           世界で一番遠い島のオンライン研究 


=================【No 3】=================
 
 2002年9月11日
 
 今回のコンテンツ
 1 トリスタン・ダ・クーニャについてサイト案内
 2 東インド会社からの要請
 3 1680年代の貨幣価値
 4 海外サイトをのぞいてみよう
 5 あとがき

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 【1 トリスタン・ダ・クーニャについてサイト案内】

 トリスタン・ダ・クーニャについては次のコンテンツをご覧ください。

  http://www.eigo21.com/tristan/index.htm

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 【2 東インド会社からの要請 】

 前回トリスタン・ダ・クーニャ島の取り残された船長の話を書きましたが,この
 事件の発端をもう少し詳しく見てみましょう。

 17世紀,イギリスやオランダなどが次々と東インド会社を設立して東洋貿易に勤し
 むと,大西洋は航路として重要な地位を占めるようになります。 イギリス東イン
 ド会社はセント・ヘレナの知事に対しいろいろな要請をしてきます。 

 1684年東インド会社はセント・ヘレナ知事に手紙を出しますが,その中でトリスタ
 ン・ダ・クーニャ島が中継基地として使えないか調査をるよう依頼します。 
 
 その際に

 (1)年給30ポンドで知事になれる知的な男性1名
 (2)月給14シリングと食事付きで兵士を勤められる男性5名
 (3)英語が話せる年配の黒人奴隷(妻帯者)3,4名
 (4)動物,植物,種子

 を島へ運搬するようにとも命じています。

 これらの任務を負ってノックス船長率いるトンキン・マーチャント号はトリスタン
 ・ダ・クーニャ島へ向かうことになるのです。

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 【3 1680年代の貨幣価値 】

 ところでこの手紙にある知事や兵士の給料は当時どのくらいの価値があったのか気
 になりませんか。
 
 ここで1680年代のイギリスの貨幣価値が書かれた下記のサイトを参考にして給料と
 物価をまとめてみましょう。

 http://www.regiments.org/wombats/classics/CKSHILLG.TXT (英語)

 なお当時のイギリスの貨幣は 1ポンド=20シリング=240ペンスです。

 ■ 給料
   比較しやすいように年給に換算しました。
   1週間6日,1年52週フルに働くことを前提にして計算しました。
   現実はもっと少ないのではないかと思います。

 裕福な商人         年収100ポンド以上
大工(エリザベス1世の時代) 週給5シリング(年給13ポンド)
 メイド           年給4ポンド以下
 インゲイトストーン・ホールの執事 
               季節給 10シリング(年給2ポンド)
 労働者           日給3または4ペンス(年給約4ポンド)

 (注)インゲイトストーン・ホールはエセックス州にある大邸宅。
    【4】もご覧ください。
    執事は酒倉や食器類を担当する召使の頭。
  

 ■ 物価

 ビール大ジョッキ      1/2ペンス
 鶏1羽           1ペンス
 上質の牛肉1ポンド(450g)  3ペンス
 パン4ポンド(1.8kg)(1600年)3または4ペンス
 ガスコニーワイン1ビン   2シリング
 ろうそく12ポンド      3シリング
 ケンブリッジ大学生の1週間の食費 
               5シリング
 上質のストッキング     15シリング以上
 上質の長靴         4〜10ポンド

 ケンブリッジ大学の学生の食費と大工さんの収入が同じだとか長靴が一般の労働者
 の年収以上したなどというのはおもしろいですね。


 なお下記は欧米を中心としたいろいろな時代の貨幣価値を掲載したサイトのリンク
 集です。英語で書かれていますが参考までに。

 http://www.ex.ac.uk/~RDavies/arian/current/howmuch.html (英語)


 「ところで例のノックス船長の事件の顛末は?」
 「それは次回のお楽しみ。」 
 「また伸ばすんかい!」
 
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 【4 海外サイトをのぞいてみよう 】

 今回は【3】の(注)にあるインゲイトストーン・ホールのホームページを参考に
 この邸宅を見に行くための情報を読んで見ましょう。

 http://www.aboutbritain.com/IngatestoneHall.htm (英語)

 なおこのサイトはイギリスの観光地のサイトです。
 左のメニューから Regions (地域)をクリックすれば他にもたくさんの観光地を
 調べることができます。 写真を見るだけでも楽しいサイトですが,文法は中3ま
 での知識に関係副詞や前置詞つきの関係代名詞が加わる程度の平易さなので,辞書
 を引き引き読んで行ったら語彙を増やす教材になると思います。
 

 さてそれではまず開場時間(Opening Times) を見ましょう。

 3月30日から9月29日の週末と Bank Holidays の1時から6時までが開場時間。
 水木金は学校や団体のためにとってあるので一般には開放されていません。
 他にも細かく開場期間が決まっているようです。

 ところで Bank Holiday とはなんでしょう。 
 これはイギリスの公休日のことで銀行だけでなく他の機関もこの日は休みです。 
 いつ Bank Holiday なのかは年や地方(スコットランドは別)によって異なり
 ます。 下記参照。

http://www.dti.gov.uk/er/bankhol.htm (英語)

 ついで入場料(Admission Charge)です。

 」4.00 とありますがこれは4ポンドのこと。ポンドの記号が文字化けしている
 ようです。 年齢によって入場料が違いますし,20人以上の団体は1人につき50
 ペンス安くなることも記されています。

 最後に行き方(Direction) 。
 Show Mapをクリックして地図を出し,それを見ればなんとなくわかります。
 地図の左の Navigation にある縮尺を2,500に変えて大きくした方がよいでしょう。

 説明にある High Street はオレンジ色の通りで Station Lane はそこから鉄道
 までの間の通りです。またlevel crossing はイギリス英語の踏み切りのこと。
 Liverpool Street Station はロンドンの駅名で,ここから出るノーウィッチ方面
 行きの電車に乗って35分でこのインゲイトストーンに到着するようです。
 

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 【5 あとがき 】

 今回はトリスタン・ダ・クーニャから脇道にそれた内容が多く,しかも結構たくさ
 ん書いてしまったのですが,どうだったでしょうか。 
 発行者としてはトリスタン・ダ・クーニャを出発点にさらに検索をして芋づる式に
 情報を広げて行った方がおもしろいと思っているのですが。。
 置き去りにされた船長の件は次回でしっかり扱いますからメルマガの解除ボタンを
 押すのはどうぞ堪えて。。 m(__)m


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