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日本で購入可能なウェールズ語の辞書の比較

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このページには以下の私が持っている次のウェールズ語の辞書についてのレビューが書かれています。
  1. Modern Welsh Dictionary: A Guide to the Living Language (Oxford)
  2. Teach Yourself Welsh Dictionary
  3. Hippocrene Standard Dictionary: Welsh-English English-Welsh Dictionary
  4. The Welsh Learner's Dictionary (Y Lofla)
  5. Y Geiriadur Mawr
  6. 以上5冊の比較表 + 実際に辞書を使ってウェールズ語を読んだ「実態」
  7. Welsh Roots and Branches (一種の派生語辞典)


なおオンラインのウェールズ語辞書としては 
Wordgumbo のウェールズ語
Webster's Online Dictionary
などがあります。
ほかに Gutenberg.org にもウェールズ語辞書がありますが, こちらは1861年に作られた William Richards という人の A Pocket Dictionary をオンライン化したものです。 あまりにも内容が古く現代ウェールズ語を読むには使えないと思います。



                 



1. Modern Welsh Dictionary: A Guide to the Living Language  (Gareth King 編)

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。
ISBN-10: 0199228744  


かつての The Pocket Modern Welsh Dictionary: A Guide to the Living Language 。 もし私がこの本を日本で発売するとすれば 『ウェールズ語基本語語法辞典』とタイトルを付けます。  日本の英和辞典は語義だけでなく語法を載せているのが普通です。 その日本の英和辞典の「親切さ」を Welsh-English/English-Welsh Dictionary にしたのがこれ。 しかし語法が詳しい分, 収録語数が限定されているため, この辞書一冊ではあらゆるウェールズ語に対処できません。  これは読む辞書または参考書と見たほうがよいかもしれません。 ともかくウェールズ語の独学者には頼りになる1冊です。


ちなみに紙がやや厚くて日本の英和辞典の薄い紙に慣れている私には指に馴染まなず, 引きづらい印象があります。

ウェールズ語-英語の見本: gwneud と dod の項
他の辞書と比べ用法が詳しく載っていることが一目瞭然です。  しかし掲載語彙が少ないこともわかります。




英語-ウェールズ語の見本: do と come の項
こちらも用例が多く出ています。








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2.Teach Yourself Welsh Dictionary (Edwin C. Lewis 編)

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。
ISBN-10: 0340871105


語形変化をする言語は見出し語を推測できないと辞書は引けません。 しかし複数形や過去形など語形変化の多くは語尾にあるのでその語に近い見出し語をたどればその語にたどり着きます。 ところが厄介なことにウェールズ語は語尾だけではなく語中も変化します。 さらに緩音現象(mutation)のために語頭すら変化します。 したがって辞書を引くときは元の語が何であるのか見当をつけるのが非常に難しいのです。


 たとえば geisiadau という語。 これを引こうとしても普通の辞書では出てきません。 この語の見出し語は似て似つかぬ cais です(意味は「試し」)。  geisiadau はその cais の複数形 ceisiadau の語頭の c- が緩音化して g- になった形なのです。 


Teach Yourself Welsh Dictionary は基本形(名詞なら単数形, 動詞なら動名詞)だけではなく上記のような緩音化した形や名詞の複数形も載せているのがウリです。 これでしたら単語の基本形は何か推測しながら辞書を引く必要がなくなるわけです。 ただし例文や語法説明はありません。 また収録語数も, Modern Welsh Dictionary: A Guide to the Living Language よりは多いものの, これ1冊でというには少なすぎます。


ウェールズ語-英語の見本: gwneud の項
辞書と言うより単語集のような簡単な作りです。
(gwnaf) は語幹を示しています。
gwmnioedd gw. cwmni とは cwmni の項を見よという意味です。 
これは cwmni の複数形で mutation の形を示しています。
その下の gwmwi は cwmwi の単数形で mutation の形を示しています。
dod に付く前置詞の表記があります。 ただ使い分けがありませんからあまり意味がないでしょう。











英語-ウェールズ語の見本: do の項
come の熟語が二つだけ見えます。








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3. Hippocrene Standard Dictionary: Welsh-English English-Welsh Dictionary
(M.Merurig Evans)

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。
ISBN-10: 0781801362


これはイギリスの Christopher Davies 社より出版されている Geiriadur Cyfoes のアメリカ版です。 アメリカのアマゾンのカスタマーズ・レビューで絶賛しているのがあるので期待したのですが見事に裏切られました。 これは辞書ではなく単語のリストにすぎません。 語彙数は多いものの情報はないに等しいです。 名詞は性と複数形を載せていますが動詞に関してはただ意味があるだけ。 活用や語法,熟語などの情報は皆無です。
たとえば bod の項は
bod v. BE, EXIST
(-au) n.m. EXISTENECE, BEING
Y Bod Mawr GOD
これでおしまいです。
cael は
cael, v. HAVE, GET, FIND
これでおしまいです。
前置詞も粗末なもので i の項は
i  prep. TO, INTO, FOR
これでおしまいです。
English- Welsh の方も同じです。


しかしこれが手ごろに買うことの出来るウェールズ語の辞書の中でもっとも収録語彙が多く, 現実はこの辞書に頼らざるを得ないでしょう。


見出し語以外は下の見本に示すように英語もウェールズ語も大文字になっています。 英語のほうはまだ見慣れているので我慢できます。 しかしウェールズ語が大文字で表記されているのは見慣れないだけに非常に見づらい。 それでなくても母音字扱いになることが多い W や Y ,そして LL, CH,DD, RH がアルファベットの一つとなっているというように子音字が多いので瞬時にして語を識別するのが難しいのです。

ウェールズ語-英語の見本: gwneud と dod の項
いたってシンプル。 
dod については 「dyfod を見よ」とあります。 dod のような基本単語があまり見かけない dyfod の下に置かれるというのは学習者には不親切に思います。









英語-ウェールズ語の見本: do と come の項
こちらもシンプルです。
上述のように大文字のウェールズ語表記は読みづらいと思います。







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4.  The Welsh Learner's Dictionary (Hieni Grunffudo 編) Y Lolfa

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。ISBN-10: 0862433630
もともとポケット辞書と名が付いていたくらいですからこの中では最も薄く小さい辞書です。 しかし活字を小さくして情報を詰め込んだ分, 語彙数は上記の Teach Yourself Welsh Dictionary よりも多いくらいで中身は充実しています。   値段が安いので単語集の類かと思われるかもしれませんが, 辞書の体裁をしており買い得感はあるでしょう。


ポケットサイズなので引きやすいのも長所です。 文庫本サイズのウェールズ語の小説を読むときに, とても重宝しました。 紙の厚すぎず薄すぎずちょうどいい塩梅です。


しかし辞書として大きな欠陥があります。 それは基本単語と思われる語の中に, 収録されていないのがチラホラあることです。 たとえば coes 「脚」 digwydd 「(事件などが)起こる」 gofalus 「注意深い」 ymhen 「〜以内に」などちょっと調べただけでも抜けている単語がありました。 


そして動詞の語幹の表記が完璧でないのは残念です。 たとえば rhedeg「走る」 の語幹は rhedaf ですが, Teach Yourself Welsh Dictionary は見出し語にカッコをつけてこの語幹を載せています。 一方 Welsh Learner's Dictionary には記載はありません。 


また英語と同じように動詞によってそれに伴う前置詞が決まっているものがあります。 その前置詞を Oxford や Teach Yourself は記載していますが, Welsh Learner's にはありません。 


発音の表記がありますがウェールズ語は文字と発音の関係に規則性がありますから, これはさほど重要性はないと思います。 


ウェールズ語-英語の見本: gwneud と dod の項
gwneud の方は活用を見出し語にしています。 これは学習者に親切です。
また熟語も比較的載せていることがわかります。









英語-ウェールズ語の見本: do と come の項
用例は少ないです。 活字は見やすいと思います。






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5.  Y Geiriadur Mawr (M.Merurig Evans, W.O.Thomas)

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。
(品切れである可能性もあります)
ISBN-10: 0850884624
一般に手に入るウェールズ語辞典の中でもっとも大きな(mawr)もの。  収録語数が多いのですが, しかしそれにつられて購入してはいけません。 収録語数が多いのは廃語(古語)が収録されているからで, 現代語については期待できません。 たとえばコンピュータを意味する cyfrifiadur は載っています。 しかし COMPUTATOR と記されています。  検索すると computator は computer とは違い昔の計算機のようです (参考ページ 画像


かなり古い辞書であるため, ウェールズ語-英語, 英語-ウェールズ語のそれぞれの後ろに補遺のページを設けて「新語」を入れようとしているようですが, 使いづらい上に, その「新語」が「新語」でないのが恐ろしい。 


ウェールズ語-英語は, まずウェールズ語の同意語または定義があり, その後に英語が記してあるのが特徴的。  たとえば gohebydd (特派員)は un sy'n anfon newyddion neu ysgrifau i bapur etc 「ニュースまたは記事を新聞などに送る人」と定義がありそのあとに CORRESPONDENT とあります。 これは勉強になりおもしろいですが, 多くは定義ではなく同意語です。


ウェールズ語の広辞苑といったところなのかもしれませんが, 一言で言えば Hippocrene Standard Dictionary: Welsh-English English-Welsh Dictionary に古語が加わったものです。 古典ウェールズ語を読むには必携でしょうが, そうでなければ Hippocrene のほうが安くまた使いやすいでしょう。

ウェールズ語-英語の見本: gwneud と dod の項
dod についてはなんと記載がありません。 どうやら dyfod の項に入っているようです。
単語の脇の* は廃語を意味します。
英語-ウェールズ語の見本: do と come の項





                 

今回取り上げた辞書のまとめ
これだけ辞書を揃えましたが, それでは実際に辞書を使ってウェールズ語の読み物を読んでみると, 辞書にない語が結構, 出てきます。 残念ながらこれ一冊でよいという完璧なウェールズ語辞典は存在しません。 とりあえず基本語の詳しいModern Welsh Dictionary: A Guide to the Living Languageを買い, これに語数の多い辞書を足すというのがよいのではないでしょうか。 


実際にこれらの辞書を使ってウェールズ語を読んだ「実態」を書き添えました。 ここをクリックしてください
色塗りの箇所はその辞書のウリの部分 Oxford Teach Yourself Hippocrene Learner's Geiriadur Mawr
ページ数  W-E = Welsh-English
             E-W = English - Welsh
W-E  249ページ
E-W  273ページ
W-E  218ページ
E-W  197ページ
W-E  231ページ
E-W  280ページ
W-E 146ページ
E-W 207ページ
W-E 447+16ページ
E-W 319+27ページ
サイズ(cm) 13x19.5x3.5 13x19.5x2.3 13.8x21.5x3.2 12x17x1.5 15x22x5.8
収録語彙 少ない 中くらい 多い 中くらい
(収録されていない基本単語がある)
多い
(廃語が多いため)
収録語彙の新しさ
例:
(1)cryno ddisc (CD)
(2)ffôn symudol (携帯電話)
(3)ebost (eメール)
(4)gwefan(ホームページ)
(1)○
(2)○
(3)×
 (E-W には○)
(4)×
(1)○
(2)○
(3)○
(4)○
(1)×
(2)×
(3)×
(4)×
(1)○
(2)×
(3)○
(4)×
(1)×
(2)×
(3)×
(4)×
廃語(古語?)収録 × × × ×
ウェールズ語による定義(同意語) × × × × 多少あり
発音表記 × × × ×
例文 多い ほとんどない × ほんの少しある ×
熟語 少なくはない 少ない × 少ない ×
緩音化させる語か否かの表記 あり 一部にあり × ×
語法説明 あり × × × ×
名詞の性の表記
名詞の複数形の表記
動詞の語幹の表記 一部の動詞にあり すべての動詞にあり × 少数の動詞にあり ×
動詞についてどの前置詞をとるかの表記 一部の動詞にあり 一部の動詞にあり × × ×
複数形からの逆引き 一部の名詞にあり かなりの名詞にあり × 一部の名詞にあり ×
緩音化した形からの逆引き × × 各アルファベットの始めに説明がある ×
動詞の変化形からの逆引き × 不規則動詞のみ × 不規則動詞のみ ×
英語−ウェールズ語の部の充実度 × × ×
体裁から見る引きやすさ
(注)Mawr 以外はどれも使いすぎるとページが取れる可能性があります。
紙が厚く,辞書の大きさの割りに重い。 ふつう ふつう 軽く小さく引きやすい。ただし活字が小さい。 ハードカバーのためしっかりしているが重い。
日本円にして 3,000円くらい 1,800円くらい 3,000円くらい 1,200円くらい 2,600円くらい

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実際にこれらの辞書を使ってウェールズ語を読んでみると―。


例1:  Crynai'r t drwyddo fel petai daeargryn yn siglo'r byd.(Tostyn: Emily Huws)


 Crynai の意味を調べてみることにします。   文頭にあり, しかも -ai で終わっていることから動詞の過去形であるのは明白です。  そこで過去形から辞書の見出し語の形(動名詞)を推測しなくてはいけません。 多くの語は過去形の語尾(この場合は -ai) を取って代わりに -u-a や -i などの母音をつけるか(例: cysgai < cysgu) そのまま何もつけずに子音で終わらせる(例: darllenai < darllen) と動名詞になります。 ときに語幹が異なるものもあります(例: arhosai < aros )。 したがって動詞の過去形から辞書の見出し語を探すには, 活用語尾をとった部分の単語を検討しなくてはいけません。 
cryn- で始まる語を Welsh Learner's Dictionary で調べると次のようになります。

cryn (adj) quite a,  fair
cryndod/-au (m) shivering, trembling
crynedig (adj) trembling, shaky
crynhoi (v) to gather, to summerize
crynion (adj) round, circular,  rotund
              [used with pl nouns; see crwn]
cryno (adj) brief, concise, compact
crynodeb/-au (m) summary
cryno-ddisg (m) compact disc, CD
Crynwr (m) Quaker

形から見ると cryno が crynai の見出し語(動名詞)になりそうです。 しかし形容詞です。 動詞は crynhoi しかありません。 しかし本文の主語は t 「家」ですから cryhoi が述語動詞になるとは思えません。 crynai の語幹は cryn- ではなくまったく別の形なのでしょうか。 もしそうだとするとかなり面倒です。 


ここで crynai は一旦おき, 本文の後半の節 fel petai daeargryn yn siglo'r byd の意味を見ることにします。 fel petai は英語の as if +S+ were にあたる部分です。 内容語としては daeargryn が「地震」 siglo が「揺らす」 byd が「世界」です。 機能語として yn や 'r があります。 petai は英語の be動詞にあたる bod の条件法(conditional)の形ですから直説法にすれば Mae daeargryn yn siglo'r byd 「地震が世界を揺らす」になります。 したがって fel petai daeargryn yn siglo'r byd 全体の意味は「まるで地震が世界を揺らすように」になります。  これを主節の Crynai'r t drwyddo とつなぐと「まるで地震が世界を揺らすように家が※※※した」という意味になります。


ここで改めて辞書で引いた cryn- の部分を見ると

cryndod/-au (m) shivering, trembling
crynedig (adj) trembling, shaky

が目に留まります。 名詞と形容詞ですが意味は「揺れる」を意味する動詞から派生したと推測できます。 ここで English-Welsh の部を参照し shake を引いてみると crynu という動詞があることがわかります。 これが crynai の見出し語(動名詞)であることはほぼ間違いないでしょう。

shake  HANDS, MAT ysgwyd,  SHIVER crynu,  SWING siglo (V)


つまりWelsh Learner's Dictionaryでは crynu という見出し語は Welsh-English の部にはなく English-Welsh の部にあるというなんとも不可解な編集になっていたわけです。 他の辞書はどうか調べてみると, 収録見出し語の多い Hippocrene にも収録されていませんでした。  しかし  Geiriadur Mawr や Teach Yourself や最も収録見出し語の少ない Oxford には掲載されていました。 最初から これらの辞書のどれかで引けばよかったのですが, Welsh Learner's Dictionary は文庫本サイズなのでつい使ってしまうのです。 


例2Tynnais i'r hwfyr allan, a dechrau hwfro... (Blodwen Jones a'r aderyn prin: Bethan Gwanas)


今度は hwfyrhwfro です。  Tynnais は tynnu 「引っ張る」の過去形, allan は英語の out にあたる副詞, dechrau は「始める」ですから全体は 「私は hwfyr を引っ張り出して hwfro し始めた」という意味です。 私の持っている5冊の辞書のどれも hwfyrhwfro を収録していませんでした。 


そこでネットを使い hwfro dictionary で検索するとなんと Webster's Online Dictionary というのに載っているではありませんか。 見ると Hoover となっています。これをさらにたどると clean with a vacuum cleaner 「真空掃除機で掃除する」という意味であることがわかりました。  hwfyr については同じく Webster's Online Dictionary に hwfar というつづりで vacuum cleaner として収録されていました。  どうやら hoover というのは真空掃除機を製造販売している会社 Hoover を普通名詞化してできた英単語らしく, それをウェールズ語で hwfar または hwfyr とつづり, さらに hwfro として動詞に派生させたようです。


ウェールズ語にはこのような英語からの外来語が少なくなく, ウェールズ語の本を読んでいるとよく出くわします。 このようにウェールズ語のつづりになっている上に, 元の英語が日本人には馴染みのない語の場合, その意味をたどるのは二重の苦労になります。 他の例として私が苦労したのが welintyn です。 これは英語の wellington 「ひざまである長靴」(Wikipedia)のウェールズ語のつづりでした。


辞書を引いてウェールズ語の文章を読もうとすると, mutation や動詞の語幹などを考慮しつつ, 辞書のあちこちを見ていかなくてはいけません。 そしてこのように挙句は辞書に掲載されていない―という努力も徒労に終わることも少なくないのです。 


しかしウェールズ語の文章を辞書を引き引き読むのは面倒くさいのですが, 暗号やパズルを解くような面面白さがあると思います。 私はそれにハマってしまいウェールズ語の辞書をあれこれ引いて, 有意義だかどうだかわからない時間を過ごしています。



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7.  Welsh Roots and Branches

上の検索窓に以下のISBNコードをコピー&ペーストすると Amazon.co.jp で購入できます。
ISBN-10: 0952417618
品切れである可能性が大きいです。 その際はgwales という Welsh Books Council のオンラインショップで求めるとよいでしょう。 
私はウェールズ語の単語がどうも覚えづらく閉口していました。 それで求めたのがこれです。 ある単語から派生する語や慣用句を集めた辞典で語彙を増やすための手助けになります。 


残念なのは語源が記されていないこと。 たとえば dodi (置く,与える)を見るとこの語から traddodiad (伝統) ができたのがわかります。 英語で言えば tradition です。  tradition はラテン語の trans- と dare (=give) から生まれたことから, ウェールズ語の dodi もラテン語の dare を起源にしていると推測できるでしょう。 このように語源も記してあればもっと学習者の便宜になったと思います。


見出し語はせいぜい350語程度で少ないです。 また索引もありません。 そういう意味で完成度に今ひとつのところがあります。
見本: dodi の項


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(注) このコンテンツの作成者はウェールズ語の独学者であり専門家ではありません。