なつメロ英語(EUROPEAN POPS SERIES)
イタリアのストリーミング放送を聞く
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【現在のイタリアポップス事情】 インターネット放送で今(2004年7月現在)のイタリアの音楽番組を聞くと, ひとつ気づくことがあります。 それは流れて来る声が, 男, 男, 男。 やたら男性歌手の曲ばかりかかるのです。 60年代のイタリアン・ポップスの最盛期を知っている者にとって, 彼の地の歌手と言ったら, ジリオラ・チンクェッティ, ミルバ, ミーナ, イヴァ・ザニッキと言った女性歌手。 もちろんボビー・ソロとかドメニコ・モドゥーニョとか男性歌手も活躍していましたが, 少なくともそれと同じ数かそれ以上に女性歌手が多くいたと思います。 それが今は男性歌手ばかりが目立ちます。 試しに2004年7月第1週の Radio 105 というFM局のヒット・チャートを見ると, 掲載されている上位15曲のうち, 女性は Paola & Chiara というデュオのみ。 後は全部, 男性ソロか男性のバンドです。 これは何を意味するのか。 60年代, シルビー・バルタン, フランス・ギャル, ミーナといったヨーロッパ系のいわゆる「イエイエ・ガール」たちによる世界的な女性アイドル・ブームがあり, これが当時のイタリアン・ポップスに女性歌手が多かった印象を与えていると言っていいでしょう。 そしてもうひとつ, 日本でもそうですが, 女性は自国の曲を好み, 男性は異国の曲を好む傾向があるということではないかと思います。 60年代と違い今のイタリアン・ポップスはもっぱら国内が消費の対象であり, その国内の消費を支えるのが女性であれば, 当然, 女性に受ける男性歌手の曲が増えるでしょう。 しかも女性を歌で口説くと言われる『アモーレな国』イタリアです。 男性歌手が目立つのも当たり前でしょう。 |