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なつメロ英語(EUROPEAN POPS SERIES)   イタリアのストリーミング放送  ヒット・チャート


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10 Sappi amore mio  -  Biagio Antonacci
(直訳)わかってくれ,恋人よ − ビアージョ・アントナッチ
2005
試聴     原詞・訳詞
ビアージョ・アントナッチの名前を知ったのは今から15,6年前でした。 当時はワールド・ミュージックの全盛期で英米以外のポップスのCDがいろいろ出回っていたころで, イタリア物のオムニバス盤の中に Che fretta c'e' (乾いた生活)と Ci vediamo venerdi' (金曜日にふたたび)という2曲が収録されていたのを聞きました。  アントナッチは1963年生まれなので26歳のときの作品です。 


アントナッチが生まれた1960年代はカンツォーネ全盛時代で, 私もその時代の端っこ辺りはリアル・タイムで知っているので, 正直アントナッチの収録曲を聞いても特に印象に残ったわけではありませんでした。 
そのアントナッチは今や40代, イタリアを代表するベテラン歌手です。 


「Sappi amore mio (直訳)わかってくれ恋人よ」は2005年2月に出た Convivendo Part 2 というアルバムにある歌で「アルバムの中のそれぞれの話のバランスをとるという役割を果しつつ,自分の欠陥と偏狭を認めながら愛したいという気持ちを歌っている歌」とアントナッチは位置付けています。
この歌の発売に先駆けて,インタビューでアントナッチはこう言っています。


― 「これが俺」という出だしのフレーズは何度も繰り返されます。 これは,生きようという意思のある者は曇りのない気持ちで恋をしなくてはいけないから, 犯した過ちがわかる人のように正直に自分の限界を明らかにしたいという意志の表れなのです。 
同じ激しい思いは「わかってくれ恋人よ」という叫びの中にあります。 ここでは自分の欠陥とバランスを取るために与えることのできるものを, まるで警告のように, はっきりと強調しているのです。」


         


イタリアン・ポップスの魅力の一つに「華麗で美しい俗っぽさ」があると思います。 もしそれがあるということを認めるとしたら, この歌はその代表的な作品になると思います。
そもそも詞がクサい。 クサ過ぎる。 しかし, 鼻にかかった嗄れ声でアントナッチが歌うとぴったりハマってしまう。 
アレンジがまた良い。 徐々に徐々に盛り上げて行ってサビの「サッピ・アモーレ・ミオ」で軽くエコーを伴なって, 叫ぶ。 そしていいタイミングで聞こえるポロン,ポロンというピアノ。 さらにサビの後のいかにも白人サンの男女混声コーラスによるつなぎ。 
これはアメリカンでは絶対作り得ないヨーロピアンの世界です。
(聞きすぎると飽きますけどね。。。)