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イタリア語をインターネットで学ぶ方法 
Impariamo l'italiano in rete

 イタリア小噺(イタリアン・ジョーク)集 1 2 3 4-1 4-2
イタリア・ジョーク集第2弾も最初はイタリア語の初歩文法の知識がないと, おもしろさがわからない小噺から。
(1)
Un signore di una certa eta', seduto su una panchina, osserva una signorina che porta a passeggio il suo cane. Quando la signorina si avvicina a lui le chiede: "Morde?" e lei risponde: "Ma no!". E lui: "A no?!, e il cane?"
かなり年配の男性がベンチに座って犬と散歩している女性に気付いた。 女性が近づいたとき男性は尋ねた。「噛みつきますか。」 女性は答えた。「いいえ,とんでもない。」男性「噛みませんか? じゃあ犬の方は?」

◆ morde は mordere「噛む」 の直説法現在の第3人称単数形。  イタリア語の第3人称単数形は「彼」「彼女」「それ」以外に敬称の「あなた」を主語にするときにも使います。 
老人が"Morde?"「噛みつきますか。」と言ったとき, 犬の飼い主はこの主語が当然, 犬だと思って「とんでもない, 噛みませんよ。」と答えたのですが, 老人の次の質問からすると, どうやら老人は「あなたは噛みますか。」という意味だったようです。 
イタリア語は主語を省略することがあるのでこのような「誤解」が生じることがあるのでしょうね。 もっとも日本語も主語を省略して, 「誰が?」とか「私がですか?」などと聞き返すことがありますから, なんとなくこの辺のコミュニケーションの事情はわかる気がします。


次も言葉の解釈のズレから来るジョーク。
(2)
Una donna di eta piuttosto avanzata entra in una macelleria e chiede al macellaio: "Mi scusi, ha del fegato?"
E il macellaio: "Certo, signora."
"Allora mi baci!!"
かなり年をとった婦人が肉屋に入って店主に言った。「すいませんがレバーありますか。」
肉屋の店主:「もちろんございます, 奥さん。」
「じゃあ私にキスして。」

◆ ha del fegato  がこのジョークのミソ。  fegato 「肝臓」 には「勇気」の意味もあり avere del fegato は 「レバーがある」とともに「勇気がある」の意味にもとれます。 店主は前者の意味でとり, 年をとった婦人は後者の意味で使ったのです。 年寄にキスをするのは勇気が要るというオチのようです。


続いてかわいい(?)ブラックジョークを一つ。 
(3)
"Mamma, mamma! Dov'e' la nonna?"
"Tesoro, non ti ricordi? La nonna e' morta. E' cascata dal balcone!"
"E ora dov'e'?"
"In cielo, tesoro mio."
"Caspita, che rimbalzo!"
「お母さん,お母さん, おばあちゃんはどこにいるの?」
「坊や, 覚えていないの? おばあちゃんは死んだのよ。 バルコニーから落ちたじゃない。」
「じゃあ今はどこにいるの?」
「お空にある天国よ, 坊や。」
「ひえー,すげーバウンドだ!」

◆ caspita は驚き・苛立ち・賞賛・非難などを表す間投詞。  Tesoro (mio).  (呼びかけ)大事な人よ。  cielo は「空;天国」の両方の意味がありますが話の流れとオチの関係から上のように訳して見ました。


次も子供の一言がオチになっています。 ただ, これはどこかで聞いたことのあるジョークかもしれません。 ひょっとしたら元はイタリアではない可能性があります。
(4)
Pierino va dal padre e gli chiede:
"Papa, come fa uno a capire se e' ubriaco?"
E il padre gli risponde: "Li vedi quei quattro alberi? Quando ti sembreranno otto, sappi che sei ubriaco."
E Pierino: "Scusa, papa, ma sono due alberi!"
ピエリーノはお父さんの所に行って質問をした。
「パパ,どうしたら酔っ払っていることがわかるの?」
お父さんは答えた。「向こうに4つ,木があるだろう? あれが8つに見えたら酔っ払っていると思えばいいんだよ。」
ピエリーノ「悪いけど,パパ。 木は2つだよ。」

◆ Come fare a 不定詞?  どうすれば〜できるか  uno (ここでは)人  ubriaco  酔っている


これも酔っ払いがからみますが, 日本でもお笑い芸人が広めた有名な古典的なジョーク。 このようなジョークは日本発なのでしょうか。 発信源がどこなのかわかるとよいのですが。
(5)
Lite tra due cugine:
"Sei brutta!"
"E tu sei un'ubriacona!"
"Si, pero a me alla mattina mi passa!!!"
二人のいとこの間の口喧嘩:
「ブス!」
「飲んだくれ!」
「そうよ。  でも朝になれば酔いは冷めるわ。」

◆ lite (f) 口論; ubriacona 女性の大酒飲み (男は ubriacone) ;  passare (ここでは)消える


これもイタリア起源か不明の比較的笑い話では古典的なもの。
(6)
Un uomo chiede a un avvocato: "A quanto ammonta la sua parcella, solitamente?"
L'avvocato: "Sono 2000 euro a domanda."
L'uomo: "Non le sembra un po' eccessivo?"
L'avvocato: "No, affatto! Qual e' la sua terza domanda?"
ある男が弁護士に質問した。「相談料は通常おいくらですか。」
弁護士「質問一つ2000ユーロです。」
男「ちょっと高すぎませんか。」
弁護士「いいえ,とんでもない。 で3つめのご質問は?」

◆ avvocato 弁護士  parcella 弁護料・相談料などの請求書  A quanto ammonta 〜? 〜はいくらになりますか。 


次は古典落語のような, 昔話のような趣のあるジョーク。
(7)
"Dottore, dottore mia moglie ha inghiottito un topo!"
"Vengo subito, intanto dica a sua moglie di tenere la bocca spalancata, e di mettersi davanti un pezzo di formaggio"
Dopo un'ora il dottore arriva e vede che la signora ha davanti alla bocca una sardina.
"Le avevo detto del formaggio, non una sardina!"
"Avevo capito bene, solo che adesso bisogna far uscire prima il gatto ..."
「先生,先生, 妻がネズミを飲みこんでしまいました!」
「すぐ行く。 それまで奥さんに口を大きく開けてチーズをひとかけ口の前に置くように言いなさい。」1時間後, 医者は到着すると奥さんの口の前にイワシが置いてあるのを見た。
「イワシではなくチーズといったではないですか?」
「よくわかっています。 でもまずネコを出さなくてはいけませんので。」

◆inghiottito > inghiottire 飲みこむ  spalancata > splancare 大きく開ける  dire a 人 di 不定詞 人に〜するように言う(= tell 人 to 不定詞)  tenere 目的語 属詞・補語  目的語を属詞・補語の状態にしておく  sardina  いわし (=sarda)


次も古典落語風です。 
(8)
L'altro giorno ho visto due dipendenti comunali che lavoravano.
Uno toglieva la terra da una buca e l'altro la rimetteva dentro.
"Ma vi pagano per fare questo lavoro assurdo?"
"Non e colpa nostra! Di solito siamo in tre, ma oggi manca quello che mette gli alberelli nella buca."
先日私は二人の仕事中の市の職員を見かけた。
1人は穴から土を取り除き, もう1人はまた穴を埋めていた。
「君たちこんな馬鹿馬鹿しい仕事して金をもらっているのかね。」
「私たちが悪いんじゃないだ! ふだんは3人だが, 今日は穴に木を植える奴が休みなんだよ。」

◆ dipendente  職員  comunale 市の  buca 穴  togliere  取り去る  assurdo ばかばかしい (英:absurd)


イタリアと言えばサッカー。 当然, サッカーもジョークの対象になります。
(9)
Partita di calcio nella foresta: Elefanti contro Insetti.  Al fischio di partenza gli Elefanti partono all'attacco e continuano il pressing e cosi' il primo tempo finisce 9-0 per gli Elefanti.
Ma nel secondo tempo l'allenatore degli Insetti sostituisce la lucciola con millepiedi e, grazie proprio all'abilita del millepiedi,  la partita finisce  9-10 con vittoria degli Insetti
L'allenatore degli Elefant va a congratularsi con l'allenatore della squadra avversaria:
"Congratulazioni.  Siete i migliori, soprattutto il centravanti millepiedi.  Ma come mai un giocatore cosi' eccezionale non lo mettete in campo gia' nel primo tempo? "
E l'allenatore degli Insetti:
"E' impossibile!  Prima che si allacci le scarpe."
森でのサッカーの試合: ゾウチーム対昆虫チーム。 開始のホイッスルでゾウチームは攻撃に出て押し続け前半戦の終わりは9対0だった。
しかし後半戦で昆虫チームの監督はホタルをヤスデに交代させると素晴らしい活躍をして試合は9‐10の昆虫チームの勝利で終わった。
ゾウチームの監督は相手チームの監督を祝しに行った。
「おめでとう。 君たちはすばらしかった。 特にセンターフォワードのヤスデは。 でもどうしてあのように並外れた選手を前半戦から出場させなかったのかね。」
昆虫チームの監督「不可能ですよ! 靴のヒモを結ばないうちは。」

◆ partida  試合   fischio di partenza 開始のホイッスル  allenatore 監督
sostituire A con B  AとBを入替える  luciola ホタル  millepiedi (m) やすで(>1000の足)
squadra  チーム  giocatore サッカー選手  eccezionale 並外れた  allacciare 靴の紐を結ぶ


最後はかなりきついジョークで笑いましょう。 
(10)
Due amici stanno facendo una partita a golf nel loro club.
Uno di loro sta per completare una buca con un tiro semplicissimo, quando vede passare nella strada di fianco al campo la processione di un funerale. Immediatamente si ferma, lascia cadere il bastone, si toglie il cappello e si inginocchia a pregare.
L'amico lo guarda con ammirazione. "Questa e' la piu' toccante dimostrazione di rispetto per i defunti che io abbia mai visto. Paolo, sei veramente un uomo ammirevole".
L'altro, contrito, gli spiega: "Dopotutto siamo stati sposati per trentacinque anni".
二人の友達が彼らのクラブでゴルフを一試合していた。
ひとりがいとも簡単にワン・ショットでゴールを決めたそのとき, 彼はゴルフ場のわきの通りを葬儀の行列が通過するのを見た。 すぐ彼はプレイをやめ, クラブを置き, 帽子を取り祈るためにひざまづいた。
友達は感嘆してこの様子を見た。 「こんな感動的な死者への敬意を表す様子を見るのはこれが初めてだ。 パオロ, 君は本当に賞賛に値する男だ。」
言われた相手は悔いた様子で友達に説明した。「結局,35年間連れ添っていたのだが。。」


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