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イタリア語をインターネットで学ぶ方法 
Impariamo l'italiano in rete

(8)イタリアのサッカー
イタリアのサッカー・サイト セリエAとセリエBのチーム イタリア語のサッカー用語
サッカーを知らずしてイタリアを語るなかれ。。。イタリアに関心がある, イタリア語を勉強している。 それならサッカー calcio を無視することはできません。 


試しに google で calcio を検索すると 396万件ヒットします。 一方「サッカー」で検索すると 223万件。  人口はイタリアが 5千800万人 (2004年7月推定) 日本がその2.1倍の.1億2千700万人 (同上)。  インターネット人口もイタリアが約1千850万人(2002年)に対し日本は3倍以上の6千280万人(2003年)。 この数字からもイタリア人のサッカー好きがわかります。


ということでここでは避けては通ることのできない(?)イタリア・サッカーサイトについて触れておきます。


イタリアのサッカーについてまったく知らない場合は, まず日本語で情報を手に入れることをお勧めします。 
google で「イタリア,サッカー」で検索した場合。
google で「セリエ」で検索した場合。



ところでサッカー情報の多さはイタリアの方が日本に勝ると言えますが, その質・正確さから言うとひょっとしたら日本の方が勝るかもしれません。
というのは, サッカーは試合そのものはもちろん, 選手の移籍や監督交代, それにチームのリーグ間の降格・昇格もあり情報の更新は欠かせないのに, イタリアのサイトは往々にしてこの点がルーズなのです。 
例えば YAHOOのイタリア・サイト。  このディレクトリーの雄のサイトでさえ, セリエAセリエBのページを見ると, そこに掲載されているチームは古いままになっています。 天下の YAHOO でさえこうなのですから。。 これも国民性なのでしょうか? 


        


それでは本題のサッカーサイトを見てみましょう。
最初はストリーム放送。  イタリア放送協会(Rai)はサッカーダイジェストの番組を公開しています。 

下の赤丸のところに最新の節の試合のダイジェストがあります。 リアルプレイヤで見ることができ, ナロウバンドでもなんとかOKです。


他にイタリア放送協会はストリーミングのサービスとして RaiClick を公開していますが,ここにもいくつかサッカーのコンテンツがあります。 (RaiClick についてはここをクリック
Calcio には欧州サッカーのアーカイブがありますし, Sportsera はサッカーをはじめとする最新のスポーツ情報を伝えています。 
ただしこの RaiClick を見るには1.5M以上のブロードバンドでないと良好に見られません。 ナロウバンドはもちろんブロードバンドでも1Mでは難しいでしょう。


        


続いて文字を使った正統派のHPを紹介しましょう。
イタリア語のサッカーサイトは他にもたくさんあります。  個人のファンサイトもあればジャーナリスティックなのもあります。 
後者の場合, 日本のスポーツ紙と同じく, 試合があれば試合経過や結果を載せ, そうでなければ選手のインタビューやフロントの発言などを掲載しています。 


ここでは後者の例を3つだけ挙げておきます。
なおこれらの中では Kalcio.net が最も情報量(文字数)が多く, Calcio Datapost が最も少ないようです。 
 


CalcioDatapost
サッカーだけでなくイタリアのスポーツ全般を扱うサイト。 青色を基調にしているのはイタリアのナショナル・チームのカラーなのでしょうか, 私には知的で落ちついた雰囲気を感じさせるこのサイトらしい色だと思います。 




Gazetta Dello Sport
こちらも DataSport と同じくイタリアのスポーツ全般を扱います。 見ての通り色は元気なピンク。 イタリア一周自転車競技でランキング1位の選手はピンクのユニフォームを着るようですが, それにあやかったのでしょうか, パレルモのホームページと一瞬間違えそうです。




        

 
さて, ここでは試合経過や結果の記載例を見てましょう。


試合経過の例:
Brutto scivolone interno per il Bologna, sempre piu impelagato nelle zone basse della classifica.
ボローニャには手痛いホームでの敗北で, ますます下位クラスに甘んじることに。

A mettere nei guai gli emiliani e' la Sampdoria di Novellino che espugna il Dall’Ara per 1-0 grazie al primo gol stagionale di Doni: al 33’ l’ex atalantino, aiutato da una deviazione della barriera, supera Pagliuca su calcio di punizione.
ノヴェリーノの率いるサンプドリアはドニのシーズン初のゴールによって1−0でダッラーラ・スタジアムを攻略しボローニャを苦境に追い込んだ。 開始33分後,この前アタランタ選手は壁の崩れに助けられペナルティキックでパリューカを破った。

Gli emiliani, orfani di Signori, cercano vanamente il pareggio.
シニョーリの去ったボローニャは同点を狙ったが徒労に終わった。

La Samp si chiude bene, centrando cosi il suo primo successo esterno.
サンプドリアは終わり良し。 初のアウェイの勝利を射止めた。
サッカーの試合経過の記述はサッカーの専門用語簡単ですがイタリア語のサッカー専門用語集を作ってみました)+イタリア・サッカー界の常識イタリア語の知識があれば日本人でも読むことができます。 (特に前の2つは必須です。) 


さらに独特の書き方があるようでこれにも慣れないといけないと思います。
特にチーム名や個人名などをズバリそのまま使わずに言いかえることば多いようです。
上の例ですとボローニャ(チーム)のことを第2段落で gli emiliani と Dall’Ara で言い換えています。 前者は「エミリア人たち」ということですが, これはボローニャがエミリア・ロマーニャ州にあることから, そして後者「ダッラーラ」はボローニャの本拠地のスタジアムの名前です。


このようにニックネームやスタジアムの名前, また i ragazzi di Capello 「カペッロの若者達」のように監督名(Capello は2004年10月現在でユベントスの監督)を使ったり, ユニフォームの色(例: giallorossi 黄色と赤色=ローマ)を使ったりして, チーム名を表すことが多いのです。またスタジアムの名前の多くは人名なので, 選手名とか監督名と間違えたりします。  したがってこのようなイタリア人なら常識のサッカーの知識がないと?だらけで読み進められません。


他のイタリアのサッカーの知識がないとわからないという例として上記の記事から  l’ex atalantino と orfani di Signori を挙げておきましょう。
atalantino はロンバルディア州にあるベルガモ市に本拠を持つアタランタ(Atalanta) というチームの形容詞形。 ex- が「前の」という意味の接頭辞ですから, Doni 選手が以前アトランタに在籍していたことがわかります。
また ofrani di Signori 「シニョーリの孤児達」というのは Signori がボローニャに在籍していた看板選手ジュゼッペ・シニョーリのことで, 彼が去った後のボローニャのことをこのようにして表しているのです。


セリエAとセリエBのチーム名前とスタジアム, ニックネーム, 監督名, それにそれぞれのオフィシャルサイトへのリンクをまとめたページを作りました。 参考にしてください。





試合結果の例:
試合結果の例として Datasport のページを見てみましょう。



上の段はこの日(6節)の試合の結果と予定開始時刻です。 Da Giocare は「プレイ予定」程度の意味でしょうか。 
下の段の CLASSIFICA は順位表です。 ふつう順位表はこのように頭文字だけで表されます。 それぞれの意味は以下の通り。
P: punti 勝点 (Pt と表すこともあります。)
G: giocate 試合数
V: vinte 勝数
N: incontro nullo (= pareggio) 引分数
P: perse 負数
GC:giocate in casa ホームの試合数
VC:vinte in casa ホームの勝数
NC:incontro nullo in casa  ホームの引分数
PC:perse in casa ホームの負数
GF:giocate fuori casa アウェイの試合数
VF:vinte fuori casa アウェイの勝数
NF:incontro nullo fuori casa アウエィの引分数
PF:perse fuori casa アウェイの負数
RF: gol (reti) fatti 得点
RS: gol (reti) subiti 失点

日本と違ってホームとアウェイの勝数,負数,引分数を掲載しています。 その代わり得失点差はありません。 
ホームとアウェイの勝敗を気にするというのはイタリア人の郷土意識の強さを物語っているのだと思います。 


セリエAとセリエBのチーム イタリア語のサッカー用語