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Hvad med DANSK? 〜趣味のデンマーク語のススメ〜 |
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| デンマーク語の発音 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デンマーク語は発音しづらく, 聴き取りが非常に難しい言語です。 簡単にデンマーク語の発音の特徴を記しておきます。 ■ 母音の数が半端でなく多い言語です。 デンマーク語の母音がいくつあるのか参考書によって異なります。 また母音を表す発音記号も参考書・辞書によって異なるので面倒です。 (IPA の発音記号表にない発音記号で書かれることが多い) ここでは Nudansk (デンマーク語辞典)と白水社・デンマーク語入門(絶版)を参考にして, 長母音・短母音合わせて25個あるということにしています。 (Nudansk はフランス語起源の鼻母音などを含め母音を30個としています。) ちなみに英語の場合, 話される地域によって,また分類のしかたによって異なりますが短母音・長母音合わせて16前後といったところです。 【短母音・長母音】
【二重母音】
■ [z] の音がなく, また破裂音[p k t ]は息を強く出す帯気音と, 息を出さない無気音の区別をしています。 語頭の p, t, k は息を強く出すパ行,タ行,カ行。 b, d, g は息を出さないパ行,タ行,カ行です。 [b, d, g] の音は母音と母音の間で現れます。 ■ r はフランス語と同じのどびこ音です。 ■ 英語の this や the にある「舌をはさむザ行」があります。 ただし英語のように上の歯と下の歯の間で挟むというより, 舌先は下の歯の裏にあって舌の前方が上の歯茎から歯の裏にかけてべったりくっついている感じです。 非常に特徴のある音で目立ちます。 ■ 声門閉鎖(発音の途中で声門を瞬間的に閉じて「ッ」のような詰まった音を出す)があります。 また同じ字でも複数の発音があるので辞書で調べる必要があります。 (例えば fik は[fek] で gik は[gik] と発音するように -i- を[i]と発音するのか[e]と発音するのかには規則がありません。) ■ 英語と同じように同じ語でも弱形と強形があったり, 前後の音の影響で発音が変わってしまったりするため耳でデンマーク語を理解するのはかなり難しくなります。 ここで実例を挙げてみましょう。 例1: 英語の he had been にあたるデンマーク語 han havde været はゆっくり発音すれば[ハン・ハズ・ヴァレズ](ズは「舌をはさむズ」)ですが実際は[ハナヴァレズ]と聞こえます。 havde の h や de の部分はほとんど聞こえずまるで av と書いてあるようになり, さらに været の v とつながってしまっています。 この været も -et の部分は発音していないようです。 だから havde været は (h)avær と綴っているように発音しているように聞こえます。 krig の g は黙字です。 それで全体は [フォヘネヴェリクリ] と聞こえます。 For han havde været i krig. (なぜなら彼は戦場にいたから) 例2: こちらの han havde været は[ハナヴァ]と聞こえます。 2番目の hovedet は文字からすると[ホヴェデット]とでも発音しそうですが[ホウアズ](このズも[舌をはさむズ])と発音します。 hoved が「頭」と言う意味でこれだけで[ホウアズ]と発音します。 これに英語の定冠詞 the にあたる -et を添えているのですがこれだけで[アズ]と発音し本来なら[ホウアザズ]とすべきなのに[アズ]が1つ分消えてしまっています。 Han havde været helt hvid i hovedet. (彼は頭が白くなった) 例3: ikke は否定を表す副詞でゆっくり発音すれば [エゲ]とか[イゲ]となるところで, ほとんどすべての語学書はそう表記しています。 ところが ik [イッ(ク)]と発音することも少なくないらしく実際に ik' と綴る人もいるくらいです。 文字からすると[ファー・スヴァーロ・イゲ]と発音しそうなところを, ここでは[ファー・スヴァーリッ]と発音しています。 Far svarer ikke. (父親は答えない) 例4: 下の文は字で見ると意味はわかります。 しかし耳で聞くとかなり速くてさっぱり。。 特に最後の medlidenhed (同情)は辞書の発音記号を見ると[メズリッズンヘッズ](ズは舌を上の歯の裏にくっつけて発音)のように発音するようですが, 実際はもっとややこしい音に聞こえます。 アナウンサなので早口で言えるのでしょうが, いっしょに発音しようと私は練習しているのですがしてもまったくついて行けません。 De selv er ude om det og derfor ikke kan forvente den store medlidenhed. (彼らは自業自得だからあまり同情は期待できない。) いかかでしょうか。 文字としてのデンマーク語と話し言葉のデンマーク語の差が大きく, デンマーク語の聞き取りが非常に難しいことがおわかりいただけたかと思います。 このページのトップへ |