eigo21英語学習相談室
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  塾や予備校の選び方のポイントは?


 
1 難解なことを教えたり、先行した知識を教えているところがよいのではないことを認識してください。 
 難しいことや未知のことを教えるのは、実は簡単なことなんです。 教える側が一番恐れるのは教わる側に『なめられる』こと。 威厳をもたないといけない。 相手より上に立たなくてはいけない。 このための手っ取り早い方法は、相手が知らないこと、難解なことを教えることです。 新しいことを教えれば、生徒は緊張して授業に付いてこようとします。 だから、教えることに慣れていない塾、講師は、必ず、この常套手段を取ります。取らないとやっていけないのです。
 難解なことを教えるとか学校の授業に先行して文法事項を取り上げるとかいうのが、悪いのではありません。 どこ塾も予備校も、そうせざるを得ません。 問題なのは教わる側を無視して授業が進むことなのです。
 どんなにできる生徒でも、知識に穴が開いているところがあります。 特に総合的な知識が必要な語学は、必ず、網で言えばほつれたところができるものです。 これを点検補修することをしないと、いつか取り返しがつかなくなります。 中途半端に知識がついている分、やっかいなのですが。
 教わる側のことがわかっている塾・予備校・講師なら、ただ、難解なこと・先行した知識だけを教えることに専念しないものです。

2 派手な広告をするところは避けます。
『広告を出す=名前が知られている=優れた塾・予備校』 でしょうか。
 そこが有名なのは広告で名前が知られているからだけではないですか。
 広告費がかかれば、それに見合うことをしなくては経営できません。 とにかく生徒を多く集める、授業料を高くする、講師の報酬を安くする、どこかで帳尻をあわせなくてはなりません。 結果して、なんらかの形で生徒につけが回ってきます。 
 こういうところは集まる生徒も多ければ、辞める生徒も多いのです。 これはただ広告につられて入会した側も問題があるでしょう。

3 逆に、広告を出さず(タウンページに電話番号も載せずに)いわゆる有名中高の生徒へのダイレクトメールだけで生徒を集めるところがあります。 ここも避けましょう。
 こういうところは、当然、特定の『有名中高の生徒』が集まります。 
 でも考えてください。 
 そこに『有名中高の生徒』が多くいるのは、そこの教え方がよいといった評判が良くて集まったのではなく、意図的に集められているに過ぎない
のです。 こういう生徒ですから、理解力とか勤勉さは保証付き、誰が教えても何を教えても、それなりに授業についていけます。 そうなると、1で触れたような難解なもの先に進んだものをどんどん教えていけばよい。 かなり教える側にとって楽な展開です。 

4 合格成績をうのみにしないことも塾・予備校選びには大切です。
 大手の塾・予備校は、有名中高の生徒は授業料をとらないもしくは安くする優待制度を採用していることが多いのです。 有名中高生なら、受験すれば合格成績に名前が載せされる結果を出せる可能性が高いからです。 合格実績にハクが付くので、授業料を取らなくても、十分ペイできるというわけです。
 合格実績にある数字は幾分差し引いて考える冷めた頭が必要です。 

5 最後に、塾・予備校を定める変わった方法を1つ。
 それは求人広告で良く見かける名前の塾・予備校は避けるということです。 
 乱塾時代などといわれた20年前なら、新しい教室を作るので講師募集をひっきりなしにしていたことがあったでしょうが、少子化の昨今、どの塾・予備校も教室のリストラに入っていて新しい教室開設のために頻繁に求人広告を出すなどということは考えられません。
 つまり、求人広告を何回も出すということは、講師の入れ替えが激しいということです。
 講師がその塾・予備校に長く籍を置かない、もしくは置くことができないということは、何かそこに問題があるからです。 
 1つは講師がアルバイト学生であること。 学生はやはり学生です。 仕事はできません。 教えるという責任感とかはあまりありません。 雇う側も学生の方が報酬が安くつくので都合がいいのです。
 1つは講師の労働環境に不満を持っていること。 こうなると講師のほうもいい加減な仕事をするようになり、 そのしわ寄せは当然生徒に来ます。
 ともかく、教える人間がひっきりなしに代わるなどということは、もっとも避けなければならない環境です。 

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