eigo21英語学習相談室         
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中1
 実は参考書・問題集の選択が一番難しいのが中1です。
 同じ中1の文法事項でも教科書によってその習得の順序がマチマチです。 まず This is から始まり  He is と来て I am と行き、一般動詞に行くものもあれば、My name is  から始まる (つまり主格の I の前に所有格から始まる)ものもあれば3人称単数のbe動詞の後3単現の一般動詞から入るのもあれば、be動詞ではなく一般動詞から始まるものもある。 万事、この調子ですから自分の勉強している内容とぴったり合う問題集・参考書を探すのは至難の技、というより無理です。 
 そこで中1の場合、まず学校の教科書のと完全に準拠しているドリル系のものを選びます。 それもできるだけ学校の勉強に先だってどんどん予習してしまう。 これがコツです。 
 そして2学期の半ばくらいからは学校の教科書に準拠していない、文法体系に基づくふつうの参考書・問題集に切りかえて行くと、比較的無理なく中1の勉強が進むはずです。
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【中2
 中2の参考書・問題集は不定詞や比較さらに助動詞のページを見て決めます。 
 例えば不定詞の基本3用法をまとめて一つの項目にして扱うより独立した項目として数ページ割いているものは、他の文法も丁寧に扱っている傾向があります。 
 比較も原級、比較級、最上級の構文(たとえばas 〜as、 比較級 than、 最上級+in〜と最上級+ of〜の使い分け、 Which(Who)の疑問文、like 〜better/bestなど)をどの程度細かく解説し多くの練習問題があるかを見ます。 助動詞はmustの扱いが決め手です。 mustと must not とdon't have to の違いや mustの時制(過去・未来)をどの程度丁寧に解説しどの程度多くの問題演習があるかを見ます。
  中2は中学高校を問わず一番多くの文法事項を扱う学年です。 それもこれから中3、高校に引き継がれていく重要な文法事項ばかりです。 家造りにたとえれば中1が土台なら中2は骨組にあたります。 うまくこの時期を乗り切れるかが、非常に極端な話、人生を決めます。 そういう意味で中2の問題集・参考書の類の選択は重要です。
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中3
  中3の場合は関係代名詞の項目で指導要領からはずれている whose と whom を扱っているのか、さらに一部の私立高入試にいまだに出てくる高校英語(知覚動詞、使役動詞、関係副詞、過去完了、分詞構文など)を含んでいるか否かがポイントです。これら中学英語以外の事項を扱うのが優れている問題集・参考書と言う意味ではありません。 自分の実力や志望校に合わせて選択する際に参考にすべきであるという意味です。 
 また受験学年は受験用の問題集・参考書もあります。 それは次のように分類することができます。
(1)中1・2年の復習問題集。 
 中1・2年の文法事項をまとめて扱っているのが特徴で(たとえば不定詞と動名詞を一つの単元にしたり)受験勉強を始める1学期の間とか春休み夏休みに仕上げる問題集と言う感じです。 絶対に必要な問題集ではありませんが、基礎力のない場合や中1・2年の知識のまとめをしたい場合は役立つかもしれません。
(2)出題別問題集。
 例えば書きかえ問題、並べ替え問題など入試の出題別に編集されている問題集です。1冊になっているのもあれば、分冊シリーズ化しているものもあります。 これは中学3年間(時には高校初級)の文法事項を一通り済ませて入試の出題パターンに慣れるための問題集なので、中学3年間の文法事項をすべて終わらせてから(標準的には夏休みか2学期より)取り組むべき問題集です。
(3)受験校別問題集(いわゆる過去問)。
 こちらは(2)よりはちょっと遅れて2学期の中ごろから始める場合が多いでしょう。特に英語は国私立高と公立高の難易度の差が極端に大きい科目なので公立中心に勉強してきた中3生は、早めに私立高対策を立てる必要があります。 その際自分の受験する私立高の過去問を見て出題形式やレベル、高校英語が必要か、記述式問題の対策が必要かなどを検討して2学期の応用力養成期の勉強に役立てます。
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 【高校生】 
  中学生と違い、高校生は学年別に何の文法事項を勉強するということがありません。 どう授業が進むかはすべて学校(先生)次第です。 
 文部省検定の教科書がありますが、中学ならどれもレベルは同じ、使用している単語も中学必修単語を中心にほとんど同じです。 が高校用の教科書は違います。 ある程度難易度に差があり、どの教科書を使うかは高校側の自由です。 私立高の中にはこの文部省教科書も使わないところも結構あります。その意味でどういう教科書(教材)を使っているかでその高校の想定している英語の質がわかります。 (もっとも学校側の想定しているレベルと現実の生徒のレベルの差が大きければ、どこかで無理が生じるでしょうが・・・)
 参考書・問題集の場合も、事情は同じで何でもアリの世界です。
 学年別の分類になっていない代わりに、文法、構文、語法、単語、熟語、読解、作文、発音リスニングというように分類されています。 
 中には英語T英語Uとか総合英語などとタイトルに銘打つのもあります。英語Tというのは中学英語のまとめにちょっと高校英語が入っていて、英語Uがいわゆる高校英語中心の、要は文法問題集・参考書で、総合英語の方は文法に読解や作文が混じっている、何か中途半端な作りの問題集が多いようです。 
  高校生用には学年別に参考書・問題集がありませんが、中間期末対策用と銘打った問題集はあります。 受験用の参考書・問題集が過去の入試問題を基に構成されているのに対し、中間期末試験対策用は文法事項を細かく扱い、問題も文法理解のための練習系の設問(例えば、「例にならって関係代名詞を使って2文を1文にしなさい。」とか「空所に助動詞may must can のいずれかを入れなさい」)が中心です。 これらは高1高2が文法の基礎固めをするには役立つ問題集ですが、全体に問題数が少なく、中には意味のない問題もあるのが残念です。
  高校生の参考書・問題集の中心は大学受験用になります。 こちらはやたらとあり、選択に迷うところです。 ただどれも過去問を分類、解説したものなので、最終的にはどれでも同じです。 自分の感性・趣味・好みにあったものを選べばいいと思います。
 単語集・熟語集の類も多いのですが、まず高1高2の段階で標準的な単語は知っておくべきでしょう。 桐原書店のシリーズものから『完全征服標準英単語』をあげておきます。 その名の通り、語彙の選択が標準的です。大学受験なら7割くらいはカバーできるのではないかと思います。 できれば派生語も覚えたほうがいいでしょう。
 熟語集はどれも同じようなものですが、収録語数が多いものがいいという訳ではありません。案外受験で問われる熟語は限られているので、時間がないとか1冊全部終わらせる自信がなければ、頻出度別に編集されていて最初の方に重要な熟語が出てくるタイプの方がよいでしょう。
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