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zz13 The Circle Game   (Buffy Sainte-marie/Joni Mitchell)
サークル・ゲーム  (バフィ・セントマリー/ジョニ・ミッチェル)
1970
歌詞(原詞・訳詞)
学園紛争を舞台にした1970年カンヌ映画祭審査員賞を受賞した映画(ただし審査委員票が割れてハンガリー映画の Magasiskola も受賞)のテーマ曲。  詳しくはここをクリック(goo 映画) 


この歌を作ったのは『青春の光と影(Both Sides Now)』のジョニ・ミッチェル。 彼女は非常に丁寧な作りで情報も多いオフィシャル・サイト(http://www.jonimitchell.com/)があり, ここにこの歌の背景について書かれてありました。  それによるとニール・ヤングが19歳の誕生日(1964年11月12日)のときに書いた, 10代が過ぎることへの嘆きを歌った Sugar Mountain にインスピレーションをもらった曲だそうです。 


    Oh, to live on Sugar Mountain
    With the barkers and the colored balloons,
    You can't be twenty on sugar mountain
    Though you're thinking that you're leaving there too soon,
    You're leaving there too soon.
    ああ シュガー・マウンテンに住むには
    呼び込み屋とカラフルな風船ある あの山に住むには
    20歳ではできない シュガー・マウンテンに住むのは
    もう 出ていくときが来たのか と思っても
    もう さよならしなくちゃいけない


ミッチェルはニール・ヤングとこの年にカナダのマニトバ大学の「4次元フォーク・クラブ」でこの歌を聞いたようです。 このクラブは21歳になると「卒業」しなくてはならず, この歌を作った2年後, ヤングが21歳になったとき(1965年)にミッチェルが彼のためにプレゼントしたのが The Circle Game なのだそうです。 (このときジョニ・ミッチェルは22歳)。



             


この歌を最初にレコーディングしたのは『恋はいっぱい』を作ったカナダのデュオ,イアンとシルヴィアで1966年のこと。  そして映画『いちご白書』の挿入歌である 『サークル・ゲーム』を歌ったバフィ・セントマリーもアメリカ原住民(インディアン)の血を引くカナダ人です。 彼らやジョニ・ミッチェル, ニール・ヤングのカナダのフォーク歌手のサークルは『サークル・ゲーム』でつながっているという訳です。


歌っているバフィ・セントマリーは1941年カナダ・サスカチュワン州生まれで, マサチューセッツ大学卒業後, アメリカ原住民の伝統工芸品を売りながらフォーク歌手活動をし, 1964年にヴァンガード・レコードからアルバム It's Way でデビューしました。 彼女はソング・ライターとしてエルヴィス・プレスリ, バーブラ・ストライサンド, ジャニス・ジョプリンなどが歌った『別れの時まで(Until It's Time For You To Go)』やドノバンの『ユニバーサル・ソルジャ(Universal Soldier)』などを作っています。 


一方, 1970年代ベトナム反戦運動やアメリカ原住民解放運動に熱心だったためアメリカ合衆国政府の危険な人物リストに載り, 彼女のレコードは発禁処分を受け, レコード会社から出荷しても全米のレコード店の店頭に並ぶことはなかったようです。 もっともこの時期, セサミ・ストリートにときどき出演して歌(もちろん子供向けの歌)を歌うことはできたようですが。


(注) Buffy Sainte-Marie の正確な日本語表記は何なのかわかりません。 苗字はフランス語なのでバフィ・セントマリーが一番近いのですが, バフィ・セントメリー, バフィ・セイントメリー, バフィ・セントメアリー, バフィ・セイントメアリーなど複数の表記が見られます。 ここではセントマリーとしています。



The Cirlce Game    (Buffy Sainte-marie)
サークル・ゲーム (バフィ・セントマリー)


Yesterday a child came out to wonder
Caught a dragonfly inside a jar
Fearful when the sky was full of thunder
And tearful at the falling of a star
つい昨日のこと 子供がひとり現れて 不思議だなぁと思い
手を入れて ビンの中のトンボをつかみ
こわごわ 稲妻でいっぱいの空をのぞき
そして涙を 星が流れるのを見て 流しました


Then the child moved ten times round the seasons
Skated over ten clear frozen streams
Words like "when you're older" must appease him
And promises of someday make his dreams
それからその子供は10回 四季を重ね
スケート遊びを 10(とお)のきれいに凍った川でして
「大きくなったらね」という言葉に なだめすかされ
いつの日かきっと という約束に夢をつなぎます


   And the seasons, they go round and round
   And the painted ponies go up and down
   We're captive on the carousel of time
   We can't return, we can only look
   Behind from where we came
   And go round and round and round
   In the circle game
   そして季節は 巡り 回り
   ペンキで塗られた子馬が 上下します
   私たちは 時間の回転木馬から出られません
   戻ることはできずに ただ後ろを振り返るだけ
   やって来たところから 私たちは見るだけ
   そして 巡り 回り 回転します
   サークル・ゲームの中で


Sixteen springs and sixteen summers gone now
Cartwheels lost to car wheels through the town
And they tell him, "Take your time, it won't be long now
Till you drag your feet to slow the circles down"
16回の春と16回の夏が去り
町で荷馬車の車輪は クルマの車輪に負けて 
少年に言います「あわてなさんな もうじきお前さんだって
足をひきずるようになるさ 時の流れを緩めるためにな」


So the boy who dreamed tomorrow now is 20.
Though his dreams have lost some grandeur coming true
There'll be new dreams, maybe better dreams and plenty
Before the last revolving year is through
そして明日を夢見た少年は 今20歳
夢は いくぶん輝きをうしなったけれど
新しい夢が生まれるはず 今よりいい夢がたくさん
最後の 目まぐるしく回る一年が終わる前に


   And the seasons, they go round and round
   And the painted ponies go up and down
   We're captive on the carousel of time
   We can't return, we can only look
   Behind from where we came
   And go round and round and round
   In the circle game
   そして季節は 巡り 回り
   ペンキで塗られた子馬が 上下します
   私たちは 時間の回転木馬から出られません
   戻ることはできずに ただ後ろを振り返るだけ
   やって来たところから 私たちは見るだけ
   そして 巡り 回り 回転します
   サークル・ゲームの中で


   And go round and round and round
   In the circle game
   そして 巡り 回り 回転します
   サークル・ゲームの中で


   And go round and round and round
   In the circle game
   そして 巡り 回り 回転します
   サークル・ゲームの中で


   And go round and round and round
   In the circle game ...
   そして 巡り 回り 回転します
   サークル・ゲームの中で ...


訳: HideS