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ze02   【EUROPEAN POPS シリーズ】 
Dio come ti amo   (Giliola Cinquetti)
 愛は限りなく  (ジリオラ・チンクエッティ)   
1966
    原詞・訳詞 
『雨(La pioggia)』とか『夢見る想い(Non ho l'eta)』等で1960年代後半から70年代はじめにかけて日本で最も知られていたカンツォーネ歌手の1人がジリオラ・チンクエッティ。
ここでは彼女の1966年のサン・レモ音楽祭優勝曲(ドメニコ・モドゥーニョと競作)を取り上げました。
曲調はちょっと暗め。 別れの歌のような感じに聞こえますが詞の内容は幸せ一杯という複雑(?)な歌。 もう40年近くも前の曲だけに, 今聞くと古臭いのですが, それがかえって古いイタリア映画を髣髴させる趣があります。 特に間奏部に入るところなどモロ, 映画という感じがします。


個人的なことを書かせてもらうと, 大学時代にナニゲにイタリア語に興味を持ち, 当時都内によくあった安く名画を見せる文芸座とか名画座といった類に行ってはフェデリコ・フェリーニとかビットリオ・デ・シーカとかピエル・パオロ・パゾリーニとかの映画を見てました。  その映画の色彩とかトーンとかはやはり他の国の映画と違う。  「イタリアは空気が違うのだろうか。 それで光の粒子も違ってこういう映画ができるのだろうか。」 いつもイタリア映画を見るとそう思いました。


サイモンとガーファンクルの『ボクサー』を聞くとニューヨークの石畳の裏通りで浮かぶと書きましたが, この『愛は限りなく』は緑でいっぱいのイタリアの田舎が思い浮かびます。 どちらも数分の曲でありながら(私には)1篇の映画を見るような, 視覚的な歌で, ううーん, さすがだ。 と思わさせる曲です。


他のジリオラ・チンクエッティの歌 夢見る想い