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97   Gimme Gimme Good Lovin'   (Crazy Elephant) 
 ギミ・ギミ・グッド・ラビン  (クレイジー・エレファント)
1969
      原詞・訳詞  
カッコいいんだか, 悪いんだか。 どこか笑みをさそう曲で私のお気に入りでした。
カセネッツ=カッツのプロデュースによる製作スタッフやスタジオ・ミュージシャンによる録音という過程から見て, これはりっぱなバブル・ガム・ミュージックでありますが,  ロックの要素も兼ねている, ある意味で好事家向けの作品だと思います。


アホ臭い歌詞を歌うリード・ボーカルは黒っぽいし, やたら大きな音のベースは60年代末のサウンドだからこそだし, 間奏部の「電子オルガン」はブッカーTとMG's を髣髴させるし, これに続くギターのたどたどしいんだか, うまいんだかわからないストロークは, バックのコーラスの gimme gimme good lovin' の lovin' の微妙なバイブレーションのある発声とともに, この歌がバブル・ガムではなくロックだと主張しているし。。。
やはりこの曲, 通(つう)向けですね。  


バブル・ガムといえばブッダ・レコードからリリースされるものと相場が決まっていたのに, この曲を聞いたブッダ・レコードのニール・ボガードは bubblegummy (バブルガムっぽい)歌ではないということでリリースを却下。 そこでカセネッツとカッツはベル・レコードに話を持って行ったところ 1969年4月にビルボード12位まで昇った大ヒットとなったのでした。 (当時のブッダ・レコードは飛ぶ鳥も落す勢いだったので, この程度の誤算はなんでもなかったでしょう。)


作者はジョーイ・レビンとリッチー・コーデル。  二人ともこの歌の中でコーラスやガチョウのガア・ガアという鳴き声を担当。 リード・ボーカルはロバート・スペンサーという1950年代にキャディラックというバンドにいた人。


ジョーイ・レビンはバブル・ガム・シーンに欠くことのできない人で, 『ヤミー・ヤミー』や『チューイ・チューイ』などオハイオ・エキスプレスの曲はすべて彼の自作自演しています。  (他にトミー・ジェームズとシャンデルズの『モニー・モニー』 も作曲。) 現在はアメリカの多くのCMソングの作者として活躍しています。 


ジョーイ・レビンはプロデューサも兼ねています。 なおもうひとりプロデューサとしてとアーチー・レズニックがクレジットされていますが, アーチーはドリフターズの『渚のボートウォーク』の作者です。


そしてエギュゼクティブ・プロデューサはアメリカ・バブル・ガムの雄, ジェフ・カッツとジェリー・カセネッツ。
なおクレイジー・エレファントに10ccのオリジナル・メンバー, グラハム・ゴウルドマンが曲を提供しています。