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46   Who'll Stop the Rain (CCR)
フール・ストップ・ザ・レイン  (クリーデンス・クリアウォータ・リバイバル CCR)
1970
       原詞・訳詞  
PPMの悲しみのジェット・プレーンが反戦歌ではないのに, 歌っているのがPPMなので反戦歌だと思いこんだのに対し, 60年代ガレージ・バンドの代表CCRが反戦歌を歌っていたとは案外知られていないことです。


『プラウド・メアリ』や『スージーQ』のように女性の名前をつけた曲でヒットを飛ばした故に, フツーの女好きのロック・バンドと思いこませて,実は違う。 CCRのリーダーであり, 曲作りをしていたジョン・フォガティは硬派・社会派の男で, 自分の作る歌のテーマは自分たちのバンド活動に関してだったり, 社会批判だったり恵まれない運命の男だったりで, 好いた好かれたといったテーマはほとんど皆無なのです。


このフール・ストップ・ザ・レインもちょっと聞くと「この雨いつになったら止むんでしょうね」といった抒情詩的なものに感じられます。 が, ウラにあるのは当時のベトナム戦争への批判です。 
この雨は北爆(アメリカの当時の北ベトナム=現ベトナムの北部=を爆撃したこと)のナパーム弾を象徴していて, タイトルは『誰が北爆を止めさせるのだろうか』という意味だと思われます。
そしてもう1つ, この雨は1969年のウッドストック・ミュージック・フェスティバルの豪雨でもあるのです。


あの有名なウッドストック・ミュージック・フェスティバルの行われた1969年の8月15,16,17日の3日間は雨にたたられ, 特にCCRが出演した2日目は, 前夜からひどい豪雨だったようです。この事実を知ると3番の歌詞もよくわかります。
CCRはウッドストックに出演した翌年1970年に『フール・ストップ・ザ・レイン』も収録されている Cosmo's Factoryというアルバムを発表しますが, この中の Run Through the Jungle という歌はベトナムの戦場が舞台です。 Cosmo's Factory の収録曲がすべて反戦歌ではありませんが, きわめて当時の社会状況を反映したアルバムとなっているのは, ウッドストックのステージに立ったことが大きく影響を及ぼしているのは明かです。


ワン・ジェネレーションをほどたった今, またアメリカが歴史に残る愚行をしでかしながらそれを支持するアメリカ国民が70%を超え, ブッシュを批判した曲を歌ったカントリーのグループが全ラジオ局からホサれるという事実に, 当時との違いを感じ, マジ恐ろしく思えてなりません。  もうあの国はおしまいですね。Who'll Stop the US?