eigo21トップページへ  休憩室へ



もくじへ

44   Ode to Billie Joe     (Bobbie Gentry)
ビリー・ジョーの歌    (ボビー・ジェントリー)
1967
      原詞・訳詞  
多音節語の多い日本語は, 物語風の歌には不向きですが, 1つの語の音節が少なめの英語は, 歌の中に多くのことを詰めこむことができます。 だから詞の内容でヒットする曲も少なからず存在します。


 特に60年代の終わりから70年代は, そうでした。 ゼーガーとエバンズの『西暦2525年』 とか ジニー・C・ライリーの『ハーパー・バレリーPTA』とかビッキー・ローレンスの『ジョージアの灯は消えて』, そしてこの『ビリー・ジョーの歌』などは, 衝撃的で新鮮な歌詞のため一度ラジオ番組で火がつくと, あっという間にヒット・チャートを駆け上ってミリオン・セラーになりました。


事実『ビリー・ジョーの歌』はもともと『ミシシッピ・デルタ』というシングル盤のB面でした。そのバージョンは7分に及ぶ大作で詞の中で,川に投げたものについて詳細なくだりがあったようです。 A面よりもB面が話題になると,キャピトル・レコードは『ビリー・ジョーの歌』をA面にして,曲もラジオ局向けに短くし,アレンジも変えて再発売。 67年のグラミー賞を取るに至ったのです。


詞はボビーの故郷でもある, ミシシッピー州のデルタ地帯の農村が舞台。 いかにも南部らしい感じの農村一家の食卓での話題は, 川に投身自殺したビリー・ジョーのこと。 謎めいた詞を検討すると, どうやら歌詞の『私』と投身自殺した『ビリー』は恋人同士だったように思えます。 そして二人で捨てていたのは何か。。。


この歌をモチーフにして1976年には劇映画もできました。 邦題は『ビリー・ジョー愛の掛け橋』。 保守的な田舎のために人目をはばかって橋の上で逢引をする男女が主人公。 歌詞のように橋から男が身投げをしますが, その理由が村の祭りの日に同性愛の行為を強制させられたショックからという, そんなのありえるかいな。。 という内容のようです。


さて下にミュージック・ライフの1969年3月号と4月号の1部をスキャナでとりこんだ画像を密かに載せておきます。 左は東芝レコードの広告から。 当時のキャピトル・レコードの売れセン, グレン・キャンベルとのデュエット盤が出たときのものです。
そして右はグラビアを超縮小したもの。 化粧が当時らしさを醸し出しています。
現在の彼女は音楽界からは完全に引退し, ロサンジェルスの農場に住んでいるという情報があるようです。


なお今回はWさんからのリクエストで, 僭越ながらこのページを作ってみました。
どなたが見ておられるのやらわからないままこのコンテンツを作っていたのですが, このようにフィードバックがあると本当にうれしいのです。 
何かリクエストがあれば, 可能な限りお答えしますので, 遠慮なくどうぞ。