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29   Sound of Silence   (Simon & Garfunkel)
サウンド・オブ・サイレンス   (サイモンとガーファンクル)
1966
アコースティック   エレキ        原詞・訳詞  
サイモンとガーファンクルについては他のサイトに任せて, ここでは『サウンド・オブ・サイレンス』の歌詞について触れたいと思います。


『沈黙の音』というパラドックスで,何を言おうとしているのか。
私は人々がコミュニケーションを取っているとしても, 表面的なこと,無意味な内容でしか伝え合っていない社会のことではないかと思います。
そして, この歌が今から40年前,1963年に作られたにもかかわらず, その歌詞に描かれた世界は不思議と現代に通じるものがあることを私は発見しました。


歌詞の中に人々は speak せずに talk しているとか listen せずに hear しているという部分があります。 


People talking without speaking
People hearing without listening


talk と speak の違いは speak が話す行為に重点を置き, talk は「おしゃべりする」で行為より内容を重視します。 赤ちゃんは speak しても talk はしません。 
speak せずに talk する, というのはちょうど携帯電話のメールのやりとりみたいなものです。 


また listen と hear の違いも listen が「耳を傾ける, 意識を持って聴く」に対しhear は「意識しなくても耳に入ってくる」というニュアンスです。 つけっぱなしになっているテレビのような, 言葉がBGMとなっている生活を連想したらよいではないでしょうか。


そしてにネオンに映し出される言葉を神の言葉としている世界が歌詞に出てきますが, これは現代で言えば携帯電話やコンピュータのモニターに映し出された文字と置き換えて考えるとおもしろいと思います。


どうですか,40年前に書かれた『サウンド・オブ・サイレンス』のSF的近未来的な世界が実は現代だったのだ, というオチ。  
ちょっとこじつけがましかったかな。。
なおサイモンとガーファンクルの歌として『コンドルが飛んでいく』ボクサー』『スカボロー・フェアも取り上げています。