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| 134 | Happy Together (The Turtles) ハッピー・トゥゲザー (ザ・タートルズ) 付: Elenore エレノア |
1966 1968 |
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| ハッピー・トゥゲザー 原詞・訳詞 | |||
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| エレノア 原詞・訳詞 | |||
| 最近, 私に衝撃的なことが起きまして, その話からさせてください。 実は, プロの放送作家の方から, このコンテンツをご覧になった感想をメールでお寄せいただいたのです。 その放送作家の方とは誰でしょう? それはモゴモゴ。。。 このコンテンツ, うしろめたいところがありまして, 職業柄ご迷惑になると思いますので伏せておきます。 もし名前を書けば,テレビにも出演する方なので, 「ああ, あの。。。」となるかと思いますが。 もちろんメールをいただくだけでもう感激なのですが, ご返事を差し上げたら再びメールが返ってきて, 二度ビックリ! さらにビックリビックリしたことに, そのメールのあとで 「忘れてました。 誕生日おめでとうございます」などというメールがもう1通来たのでした。 その放送作家の方のプロフィールを検索したら私の生年月日と2日違いだったのがわかったので, そのことに触れてご返事を差し上げたのですが, たまたまその日は二人の誕生日が終わって1週間も経っていないとき。 私は誕生日が終わって間もないことなどすっかり忘れていたのに, その方はそこに気づかれてわざわざ誕生日のお祝いのメールを出してくださったのです。 業界の最前線におられる方がこんな田舎の塾経営者にこのような心配りをしてくれるとは。。これは感激以外の何でもなかったことは言うまでもありません。 一気にファンになってしましました。 シカーモウ(これは昔の『クレアラシル』のCMに出ていた外国人少年の口調で―と言ってわかる人,手を挙げて) さらにビックリビックリビックリしたのは数週間後に, またメールをいただいたのです!! そこにあったのは『ハッピー・トゥゲザー』が使われているハイネケンのCMのビデオクリップと中学の修学旅行で日本橋三越でこのコンパクト版レコードを買ったという一文。 「なつメロ」カラミでこんな個人的なことまで教えてくれるなんて。。感激です! ということで今回の『ハッピー・トゥゲザー』が, コンパクト版に収録されていたであろう『エレノア』を付録に, 登場したというわけです。 さてタートルズに話を移しましょう。 彼らについて知るため Turtles で検索してみます。 すると上位に来るのは爬虫類の方の tutles ばかり。 "the turtles" で検索すればいいのです。 こうすれば彼らのオフィシャル・サイト http://www.theturtles.com/ (コピペしてください) がトップに現れます。 なおタートルズ自体は70年の終わりには解散しているので今あるサイトは中心的メンバーであった Howard Kaylan と Mark Volman のページになっています。 コンテンツの中で力が入っているのが History 。 ここではこの壮大な『タートルズ史』から彼らの歩みを掻い摘んで記しておきましょう。 1947年6月22日ニューヨークで生まれた Kaylan と1947年4月19日ロサンジェルス郊外で生まれた Volman はともに Westchster というロサンジェルス空港近くの町に引っ越してきます。 二人は別々の中学に通っている時, 地元の楽器店でクラリネットのレッスンを受けますがお互いの存在は知らなかったようです。 彼らが出会うのはウエストチェスタ高校のアカペラ合唱団に入ってからで, そしてこのアカペラ合唱団の仲間と6人組のインストルメンタル・バンド The Crossfires を結成, これがタートルズの前身となります。 彼らが16歳の, 1963年のことでした。 The Crossfires は地元のクラブでバイトをしたり数々のアマチュア・バンド・コンテストで賞を取ったりとセミ・プロ的活動します。 そして1964年ビートズル旋風が席捲すると彼らに感化され, 髪を伸ばしてボーカルを入れる変身をしますが, メンバーの中に学業に戻る者, 結婚する者が出て一度は分解直前になります。 ここでヒット曲に付き物の運命の出会いが。 The Crossfires を気に入っていた地元のクラブのオーナーでDJをしていた Reb Foster がマネージャになり, のちに White Whale レコードとなる新レーベルを設立した Ted Feigin と Lee Lasseff と契約を結んだのです。 バンド名は Ted らの意向で The Turtles になります。 しかし名前に反してデビューからヒット曲を出すまでの道のりはあっと言うまでした。 彼らのデビュー曲である It Ain't Me Babe (ボブ・ディランのカバー曲) は全米トップ・テンに入るヒット曲となったのです。 ウエストチェスタ高校のアマチュアバンドを結成して2年後の1965年のことでした。 今聞くとタートルズはタートルズらしい音があるのですが, 当時の彼らは方向性は定かではなかったらしく, フォーク・ロック風かと思えばアイドル風になり, ときにアシッド・ロックに向くこともあったようです。 レコード会社は The Byrds のようなフォーク・ロック路線を狙っていたようで(バンド名も The Byrds を意識していていることが伺えます), 彼らの2曲目はPFスローンの問題作『明日なき世界』も候補に上がったのですが, 結局却下となり同じ PFスローンによる Let Me となりました。 続く3曲目の You Baby もそこそこのヒットとなりますが, 彼らがブレイクしたのは9曲目に出した『ハッピー・トゥゲザー(1966)』でアメリカはもとより世界中でヒットします。 以後『エレノア(1968)』『ユー・ショウド・ミー(1969)』などのヒットを出しますが1970年に解散。 Kaylan と Volman は Frank Zappa の Mothers of Invention に参加し, 1984年契約により禁じられていた「ザ・タートルズ」の使用が解禁されると, The Turtles Featuring Flo & Eddie として新しいメンバーを入れて再出発し現在に至ります。
最後に歌詞について。 ■ 『ハッピー・トゥゲザー』には1箇所, 文意が通じないところがあります。 コーラス部の I can't see me loving nobody but you がそれです。 言いたいことは前後関係から「君以外の人を愛す自分など考えられない」ということでしょうが, これをそのまま訳すと「君以外の誰も愛さない自分が見えない→君だけ愛す自分が見えない→君だけ愛することは考えられない」となり不貞を暗示することになります 正しくは I can see me loving nobody but you 「あなた以外の誰も愛さない自分が見える→あなただけを愛す自分が見える→あなただけを愛する」とすべきだと思います。 またエンディングのコーラス部の盛りあがるところで唐突に出てくる How is the weather? 「天気はどう?」は together と韻を踏んでいますが意味はありません。 即興なのか作詞の段階ですでにあったのか不明ですが, ネイティブにはこの部分が滑稽に聞こえるようです。 ■ 『エレノア』は英語の歌という点から見ると興味深いところがあります。 まず『エレノア』という名前。 『エレノア』はスペリングが Elenore と Eleanor の2つあります。 Elenore はまれな綴りでアメリカ女性の10万人に一人。 3084位。 一方 Eleanor は一般的な綴りでアメリカ女性の666人に一人。 148位。 タートルズのはまれな方の Elenore のために, google で検索すると間違えとみなされご丁寧に「予想される検索キーワード Eleanor 」という表示が出ます。 事実, Elenanor としているホームページは多数あります。 ちなみにビートルズの『エレノア・リグビー』は Eleanor Rigby です。 次に歌詞中の「イカス」について。 この歌詞には I really think you're groovy とか Elenore, gee I think you're swell, という個所があります。 この groovy や swell は「かっこいい」を表す死語となった俗語で日本語で言えばイカスというところでしょう。 swell は1930年代から50年代にかけてジャズから生まれた言葉で, groovy は60年代のヒッピー言葉として有名です。 「かっこいい」は1970年代には cool が主流になりこれは現在も現役です。 他に neat も1960年代から使われています。 最後に発音について。 『エレノア』はビートルズのパロディと思える作りをしています。 コーラス部やエンディング近くでかすかに聞こえる One more time の掛け声や ah-hah-ha という終わり方などそれっぽくないでしょうか。 コーラス部は発音も better など聞いてみるとイギリス英語風にしようとしている感じすらします 。 |
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