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03   The Night They Drove Old Dixie Down(Joan Baez)
ディキシー・ダウン (ジョーン・バエズ)
1972
     原詞・訳詞  
 この曲はザ・バンドという名のバンドが作ったのがオリジナルです。 ザ・バンドはカナダ出身でありながらアメリカ南部の「泥臭い」音楽を得意とするバンドです。 70年代初めは南部出身ではないながら, このような素朴なカントリーとロックが混じった世界を創り出すバンドがいました。 その代表がこのザ・バンドとクリーデンス・クリアウォータ・リバイバル。 シンプルなバンド構成と音が彼らの特長でした。


バンドには, 『ザ・ウエイト』 というヒット曲があります。  その詞は聖書物語を連想させる謎めいた詞なのですが, この『ディキシー・ダウン』にも Virgil Cain という男が出てきます。 イマイチ詞の内容が不明な『ザ・ウエイト』と比べ, こちらはアメリカの南北戦争をテーマにしていることが明かな歌です。 歴史上の固有名詞や年(南北戦争の南軍の大将リー将軍, 南軍の本拠地リッチモンド, リッチモンド陥落の1865年など)が登場する変わった詞です。  なおタイトルの Dixie はアメリカ南部の州を意味します。 


これを歌っているジョーン・バエズはベトナム戦争の反戦運動とか学生運動が盛んだった60年代終わりを代表するフォーク歌手です。 個人的にはジョーン・バエズなどのこの手の人は苦手なのですが, この曲だけは何故か好きなのです。 もっともこの曲が扱っているのは南北戦争, しかも奴隷擁護の南軍側の歌なんだから, どうなっているんだろうって感じがしますが。