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 うちのネコは新潟中越地震を予知したかもしれない という話


犬や猫など動物は地震の前に異常な行動をとると言われていますが, 食っちゃ寝ばかりのウチのねこ(当時12歳半)も, 2004年10月23日の新潟中越地震を予知したかのような不思議な行動をとりました。  もちろんこれが地震予知と断定できないことですが, 興味深いことだったのでここに記しておこうと思います。
なお当地は千葉市で新潟中越地震の際は非常に長い周期のゆっくりした揺れが3回ありました。(震度は3)。


異変は地震が発生の4日前,10月19日に起きました。 たまたま朝, 私が用事があって服を着替えていると,それまで寝ていたネコが急に起きて逃げ出しました。 私は朝は寝ていられる仕事なので, めったに朝着替えをしません。 たまに着替えると獣医さんのところに連れて行かれることを学習しているので, 今回もそのケースと勝手に思いこんだのでしょう。  しかし,それでも普段の様子と大分違いました。


いつまで経っても周囲への警戒心を解かず, 首をすぼめて体を低くしてコソコソ歩いているのです。 そして今まで居たことのない部屋の隅のテレビとカーテンの後ろに隠れたまま出て来ませんし, エサも食べず水も飲みません。  明かに何かに怯えています。


たまたま 台風が近づいているのでこれに怯えているのかとも思いました。 しかし過去いくつも台風が来ましたがこのような態度はとったことがありません。
病院に連れて行かれると勘違いしたためだと思っていましたが,  過去にこのような様子は見せたことがありません。


 そして最も驚いたのは,夜になってエサをちょっと食べるとトイレに行き, 小便をした後トイレの中で箱座りを始めたことです。 これにはぞっと鳥肌が立ってしまいました。


10月20日。 台風が関東に近づいています。 ネコは朝から寝たままエサも食べません。 仕事をして気づかなかったのですが夕方ネコの様子を見るとかなりの量の吐瀉物が見られました。 私の姿を見て一度声を出してベッドから下りて来たのですが, すぐまたベッドに逆戻りします。 ふだんならこのままエサを求めて来るところです。 明かに様子が変なので獣医さんのところへ連れていきました。 結果的に本人が一番恐れていた獣医のところに行き点滴を受ける羽目になりました。 
 

10月21日。 台風が去り,ネコは朝からテラスに出ています。 いつもなら午後から夕方にかけてテラスで日向ぼっこをして過ごし,夕方はテラスの入り口を開ければエサを求めて家の中に入って来るのに, その日はそのまま夜になるまで入ろうとしませんでした。 


一度家に入りますが, エサをほとんど食べずまた出ていこうとします。 エサを食べた後はブラッシングしてもらおうと自分から体を低くするのですが, この日はその素振りを見せません。 こちらからブラッシングをしてやろうとしますが, 迷惑そうに歩いていきます。 気を引こうと猫じゃらしを振っても目はうつろ。 まったく別の「人格」になったようです。 そしてまたテラスへ。  


真夜中テラスの入り口を開けると, 手すりの上にいたネコが一瞬ふだんの甘えた声を出しました。 「またもとのネコに戻ったか」と思ったら, 突然,今度はケンカをするときのような不気味な声を上げました。 庭にどこかのネコが来てそれに対して警告の声を発したのだと思い懐中電灯をもって庭に出てみました。 が, 特に庭の様子は変わったところがありません。 もう一度テラスに戻るとネコはどこかに行ってしまったあとでした。 


10月22日。 前夜ネコは戻ってきませんでした。 一晩中外に出たまま, つまりネコの家出です。 丸一晩帰って来ないというのは野良猫から家猫になったこの12年間の中でこれが初めてです。  最近の様子からネコがおかしいことから, ひょっとして死に場所を求めて出て行ったのかと思いペットロスになる覚悟をしました。 とりあえず家の塀にネコ行方不明の張り紙をして私用のためにその朝は出掛けました。


ネコが戻っていることを願って家に帰ってもやはり姿が見えません。 どうしたものか考えながら何となく階下の庭に通じる戸を開けたらミャーという声がします。 黒白のネコが, 庭と道路を隔てる塀沿いの小さな竹やぶの中から出て来ました。 一瞬,幻覚かと思いましたが, まぎれもなく愛猫です。  庭に出て猫を抱えこみ家に入れました。 まだ少し怯えている感じはしますがエサも食べます。 どうやらもとのネコに戻ったようです。


10月23日。 ネコは昼からまた外に出たままです。 しかし, 今回は朝エサを食べているので前日のような心配はしませんでした。 そして午後5時56分の地震。 そのときもネコは外に出たままでしたが, 夜中, 庭に通じる戸を開けると入ってきました。 外は暗くどこにいたのかわかりませんが, ひょっとしたら前日と同じく竹やぶの中だったかもしれません。 「地震の時は竹やぶに逃げろ」と昔から言われていますが, 猫にもそんな知識が遺伝子に組み込まれているのでしょうか。  ちょうどその小さな竹やぶで仕切った塀にネコ行方不明の張り紙を前日出したことを考えると今は笑えるエピソードです。



被災地の暮らしはどうなのでしょうか。 特に主人と離れ離れになってしまったペットのことを考えると胸がふさがります。 


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