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英文法の質問箱
受動態での副詞の位置
質問:


こんな問題がありました。

問)次の英文を受動態の文に書き換えましょう


He has dealt with the subject very well in his latest work


答え

The subject has been very well dealt with in his latest work.


ここで、副詞であるvery wellの位置に関して質問があります。もともとの能動態の文におけるvery wellはdeal withを修飾する「状態」を表す副詞で、目的語であるthe subjectのあとに位置しているのは、納得できます。しかし、受動態になおした文章での位置に関しては疑問が残ります。模範解答でこの位置にあるのですが、withの後ろに位置してはいけないのでしょうか?あるいは、何か法則があってこの位置になっているんでしょうか?


どうかご教示お願いいたします。


質問者: ヒロ
学年・年齢: 19
性別: 男性
回答:

受動態になると程度を表す副詞は過去分詞の前に移動する傾向があります。
副詞が形容詞を修飾するときは副詞+形容詞の語順になりますが,過去分詞は形容詞的要素があるのでこうなるのだと思われます。
おもしろいことに副詞や過去分詞によって副詞+過去分詞と過去分詞+副詞の頻度が変ります。


検索してヒット数を見てみると
例えば press と hard の組み合わせなら
is hard pressed   18,000  is pressed hard    835
was hard pressed  16,000  was pressed hard 3,050
be hard pressed  259,000  be pressed hard    789
このように[副詞+過去分詞]が優勢ですが


 hit と hard の組み合わせなら
is hard hit      725    is hit hard    3,280
was hard hit   8,250    was hit hard  22,200
be hard hit    5,030    be hit hard   10,200
このように[過去分詞+副詞]が優勢です。


副詞が well の場合は多くの場合 [well +過去分詞] の方が優勢です。 少なくとも試験はそれで通していいでしょう。


上の回答に対する質問者からのレスポンス:
早速のご返信、ありがとうございました。
なぞが解けて、またすっきりしました。
感謝、カンシャです。
それでは、失礼します。