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英語の勉強部屋 センター試験講座
 第11回(2003年12月30日) ストーリー性のある長文読解問題 
センター試験の最後大問6は長文読解です。
同じ長文読解問題でも説明文である大問4と異なり you I he she といった人称が文中にちらほら見えるストーリー性のある文章です。
この手のストーリー性のある文章が得意, もしくは好きという受験生がいる反面, 苦手とする受験生も少なくありません。 ストーリー性のある文章の場合は読み手が間違って文章を解釈する危険性が説明文より多いでしょう。 


まず時や場所など登場人物の置かれた状況を正しく把握する必要があります。 センター試験の場合はそれほど複雑な話が出題されるわけではないのですが, それでも設問に出される個所は, 受験生が勝手な解釈をして読み取っていないかを鋭く問うことが多く気が抜けません。 


例えば2001年の出題の場合, 主人公の少年 Jerry が2分ほど息を止めて素潜りし岩場の穴を抜けて行くのに成功した話なのですが, 水中での描写は細いので正しく読まないと貴重な得点を落してしまいます。


(2001年問題文の一部)
He was soon inside the dark, narrow hole.  The water pushed him up against the roof. The roof was sharp and hurt his back.  He pulled himself along with his hands --fast, fast.  His head knocked against something; a sharp pain dizzied him.  He counted: one hundred...one hundred and fifteen.  The hole had widened! He gave himself a kick forward and swam as fast as he could.  He lost track of time and said one hundred and fifteen to himself again.  Then he saw light.  Victory filled him.  
(上記の訳)
彼はまもなく暗い狭い穴の中にいた。 水が彼を(穴の)天井に押し上げた。 天井は鋭くて背中を痛くした。 手で水中を掻いて進んで行った――速く, 速く。 頭が何かにぶつかった。 鋭い痛みでめまいがした。 彼はカウントした。 100..115.. 穴が広くなった! 一回足を蹴って前進し, できるだけ速く泳いだ。 (潜っている)時間を追うのを忘れてまた100,115と言ってしまった。 そして光が見えた。 勝利の気分でいっぱいになった。 


この部分の設問はAの問4の英問英答とBの内容真偽問題に反映されています。
A 問4 Why did Jerry lose track of time for a moment at one hundred and fifteen?
He became confused when he saw light at the end of the hole.
He forgot the time when he hit his head against the rock.
He was excited because he thought he was near the end of the hole.
He was surprised at counting to one hundred and fifteen, which he had nevre done before.
(4) を選択するのは論外にせよ, (1)(2)(3)はこの段落に書いている事実が含まれています。 因果関係もしくは事実経過の順序の読み違いを把握できていないと迷ったり誤答を出してしまいます。  穴の終わりで光を見たとき混乱した。 とありますがカウントを繰り返してから光を見ているので順序が逆です。  頭を岩にぶったとき時間を忘れた。 とありますが, このときめまいを起こしはするもののカウントは続けています。  ということで正解は 穴の終わり近くに来たと思ったので興奮した


B (内容にあうかどうかの選択)
 The pressure in the hole made Jerry dizzy for a while.
穴の中の圧力のせいでしばらく Jerry はめまいをおこした。
頭をぶってめまいが起きたので内容に合わないのでこれは選択できません。



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